昨日は日本株が年初来の高値を更新してきた。東京市場でも日経先物は瞬間的に22610円まで高値をつけた。しかし香港の騒動に関して米議会での人権法案が通過しそうであり、それが可決されたら中国側が対米措置を取ると表明した。
それにともなってマーケットはややリスクオフに傾いて、日本株の一段高は起こらず、むしろ高値警戒感が増してきて、利食い売り優勢の展開となってきた。
ドル円も108円台の後半でこじっかりとはしているものの、そうした世界情勢を反映して上値を追いかける状態ではなくなったようだ。一方でポンドは今月末のEU離脱期限が近づいてきて、いよいよその不安定さを露呈してきている。
ポンドドルの値動きなどもチョッピーさをの度合いを増してきているのだ。EU側との合意ができるかもしれないという観測記事は絶えず、ポンドの買い戻しに拍車がかかってきたのも事実。
しかし合意ありの離脱の姿も見えないのだから、ちょっとでも英議会の野党勢力から無理難題が出てくるとポンド売りがかさんでしまう。今晩からのEU首脳会議の動向を探らなければ、はっきりとした動きは見えないというわけだ。
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