先週と先々週の月曜日は週末の材料をこなしながらも、株価は長い陽線を形成していた。月曜日には株買いだというパターンができあがりつつある中で、欧米のウイルス感染者の増加数が減少したのだ。
これでアジア時間から米国株はグローベックスで大きく上昇。それにツラれる形で日本株も大幅上昇となった。日経先物は1000円以上の上げを演じ、ドル円やユーロ円などリスクに敏感な通貨ペアも上昇。マーケット全体でリスクテークの機運が戻ってきたのである。
私も何度かドル円のロング攻めで参戦したのだが、すでに米国株は大きく伸び上がっている状態なので、このゲインが本物かどうかはニューヨーク勢がどう見ているか不確かなので分が悪い。
だからそんなに長くはロングポジションを持ちきれないのだ。ちょっとでも利益が出たらやめてしまうの繰り返しとなった。ならばやらなければいいではないかと思われそうだが、ショートで攻める訳にもいかない。
ニューヨーク時間では米国株はそのまま大幅上昇して始まったが、ニューヨーク州のクオモ知事が感染者の急増は見られないと発言したことが市場にさらなる安心感を与えた。米国株は一段高し、そのまま終了している。
さて今日は日本政府から非常事態宣言が発令される。どういう形で発表されるにしろ、内容についてはほぼ概要がわかってしまっている。したがってマーケットを揺さぶるほどのインパクトはないだろう。
気にすべきはリスクテークの流れが続くかどうかである。米国株において利食い売り先行の形になるならば、やはり期待が行き過ぎただけなんだなということになり、リスク調整が起こることになる。昨日持ち上がったドル円やユーロ円も調整を強いられることになる。
日本時間 15時00分
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