ECBの金利会合では大きなサプライズはなかった。これまでのマイナス金利水準に変更はなしで、量的緩和の指針であるPEPPもそのまま継続するということだった。ここ2ヶ月のうちで進んだユーロ高に対する押さえの策がないと見て、為替相場ではユーロ高が進んだ。
ユーロドルは1.19台まで値を戻し、それに伴い欧州株も続伸。米国株も堅調にスタートした。しかしニューヨーク時間の午後からは市場の流れは反転。米上院で景気対策案がもめていることで米国株が大幅下落に向かったため、クロス円にも下げ圧力が増してきた。そしてユーロドルも元のレベルにまで押し込まれたのである。
このユーロドルの下げは私の寝入ってしまった夜中に起こったことだが、これは意外であった。ラガルド総裁の話したことは学者的な内容のものばかりで、あまり目新しいことはなかった。
それなのにユーロに買い安心が出てこないのはおかしいと思ったからだ。ものの見事に発射ポイントまで押し戻されたことで、次にユーロがどちらに向かうのか不確かになってきたようである。
ユーロドルの下げに加えて、ポンドドルの下げもきついものとなった。ポンドにはBREXIT関連でさらに紛糾の度合いを増しているという固有の問題を抱えているが、それでも300ポイント級の下げというのは破壊力が大きい。それまでの溜りにたまっていた欧州通貨ロングのポジションが一気に吐き出されたものと見られる。
今晩はアメリカのCPIくらいしか材料がない。本来ならばFRBがインフレターゲットを重視していることもあって物価指数は重要なはずなのだが、コロナ中ということもあって大きな数字が出たところでマーケットは反応しないだろうとの思惑が働く。
日本時間 15時00分
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
◆ザイFX!読者が選んだFX会社、総合ランキング1位はココ! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 | 0.4pips原則固定 | 1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼![]() |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング・トップ10、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)