週明けのマーケットでは大きくリスクテークが進んだ。早朝のグローベックスでは米国株が急上昇してスタートしたのだ。週末にはワクチン開発の話しがいくつか出ていたし、また期限待ちかとされたファーウエイ排除の現実味も増してきたからだ。マイクロソフトのTIKTOK買収は流れたが、代わってオラクルが引き受け手になりそうだ。
またソフトバンクが持っていたイギリスのアーム社を、目下、絶好調のエヌヴィディアが買収するらしい。ともかくも市場はリスクオンムード一色となって、この流れはニューヨーククローズまで変わることはなかった。
そうした中でも為替相場ではドル安の傾向が強まった。しばらく106円ちょうどを挟んで動かなかったドル円が、105円台の中盤まで差し込んだ。確かに株高のせいでドル金利が上がっているわけでもない。ドルを買う材料ではないのである。
それでも株価の大幅上昇を横目で見ている限り、なかなかドルをショートにして持っていようという気にはなれなかった。できうることならば米国株が下げだしてからでもいいのではないかと考えたからだ。結局のところ、米国株に目立った押し目は現れなかった。
今晩はいろいろとセンチメント指数などが出るが、マーケットはもう明日のFOMCでのパウエル議長のスピーチにすっかり目が行ってしまっているようだ。
だから明日の夜中まで相場は動きづらいだろうということ。なにか変わった動きでも出てこなければ、無理してマーケットに参戦しても意味がないだろう。明日まで様子見のスタンスでいるつもり。
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