本日の為替相場の焦点は、「米国の経済指標」と「NY株式市場の動向」、そして「米国が連休前の週末である点」にあり。
週末金曜日。
「ユーロ圏の政策金利&トリシェ発言」のビッグイベント消化明け。
米国の経済指標は、、「消費者物価指数」、「対米証券投資」、「鉱工業生産」、「ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】」への注目度が高い。
・「消費者物価指数」とは、小売・サービス価格の調査結果であり、インフレ系最重要指標のうちのひとつ。インフレ動向を見るために重要視され、金融政策にも大きな影響を与える。また、最近は景気後退によるデフレが焦点となりつつある。
・「対米証券投資」とは、海外から米国証券への投資額。貿易収支や経常収支の赤字額との比較で重要視される。米国の赤字ファイナンスや世界的な資金の流れの分析が可能。
・「鉱工業生産」とは、鉱工業部門の生産動向に関するインデックス。製造業部門の生産性が分かり、景気全般の動向を見るために重要となる。
・「ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】」とは、消費者マインドに関するアンケート結果で、速報値の対象は300人、確報値の対象は500人となっている。
また、本日予定されている「シティグループの決算発表」や、このところ方向感に乏しい「NY株式市場の動向」にも注目したい。
その他、「19日月曜日がキング牧師の誕生日で米国が祝日である点」も重要となるだろう。本日が「連休前の週末」となり、更に連休明けの「20日には大統領就任式」が控える。
ポジション調整や思惑などから大きく動く可能性も高いと言える。
■本日のトレード用のエサ
・22時30分:米)消費者物価指数&【コア】
・22時30分:米)対米証券投資
・23時15分:米)鉱工業生産
・23時30分:NY株式市場オープン
・23時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
1月12日からの週の為替相場の焦点
▼NY株式市場の動向
▼オバマ政権への期待や米国政府による各種施策
▼米雇用統計発表の余波
▼米国の経済指標
▼金融当局者や要人による発言
▼各国の金融政策への思惑
▼19日が米国の祝日で週末が連休前となる点
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1月16日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ECB政策金利発表&トリシェ総裁記者会見明け ・週末金曜日 ・19日が米国祝日(キング牧師誕生日)で連休前 ・米国が連休明けの20日には大統領就任式が控える ・債券市場が短縮営業 ・米大手企業決算発表→シティグループ |
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09:30 | 日)白川:日銀総裁の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
17:15 |
ス)生産者輸入価格 [前月比/前年比] |
△ | -0.6% | -1.4% | |||||||
+0.6% | +1.1% | ||||||||||
17:30 | 英)ギーブBOE委員の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
19:00 | 欧)貿易収支 | × | +10億 | +9億 | |||||||
22:30 | 米)消費者物価指数[前月比/前年比] | AA | -0.9% | -1.7% | |||||||
-0.2% | +1.1% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | ±0.0% | |||||||||
+1.8% | +2.0% | ||||||||||
23:00 | 米)対米証券投資[ネット長期フロー] | A | +150億 | +15億 | |||||||
↑・[ネットフロー合計] | - | +2863億 | |||||||||
23:15 | 米)鉱工業生産 | A | -1.0% | -0.6% | |||||||
米)設備稼働率 | B | 74.5% | 75.4% | ||||||||
23:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数 【速報値】 |
A | 59.0 | 60.1 | |||||||
26:00 | ス)ヒルデブランド:SNB副総裁の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
26:15 |
米)ラッカー:リッチモンド連銀総裁の講演 【経済関連】 |
B | 要人発言 | ||||||||
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米連休前の週末で大統領就任式も控えるため、抑えめで。
米連休前の週末で大統領就任式も控えるため、抑えめで。
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