昨日の金融市場は、原油価格が反落、NY株式市場が3日続騰。
原油安や株高、米国の経済指標の良い結果からドル買いヨリの傾向が継続した。
週末金曜日で、8月月末最終営業日。
更には米国は連休前となる。
本日の焦点は、『ユーロ圏の消費者物価指数』や『数多く控える米国の経済指標』、そして『NY株式市場や原油価格の動向』にあり。
本日は経済指標が目白押し。
まず最初に、「ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】」に注目が集まる。ユーロ売りが進む中、その動きを加速させるキッカケとなりやすい。
「原油価格やNY株式市場の動向」は引き続き非常に重要な監視対象となる。為替相場との相関性が高まっている今、これらの動向には米国の経済指標以上に注視すべきと考える。
本日の米国の経済指標は、「個人所得/個人消費」「シカゴ購買部景気指数」「ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】」に注目が集まる。
それぞれの経済指標の結果で相場は一喜一憂すると思われるが、特に本日は来週月曜日が米国のレイバーデーで祝日で連休前となる点に注意。週末・月末・連休前にあたり、ポジション調整などをキッカケとして大きな動きとなる可能性もある。
通常であれば、ドル買いヨリの流れが継続しそうな雰囲気で来ているが、原油や株式の動向も睨みつつ、逆方向の動きのキッカケとなる可能性にも気をつけたい。
その他、「グルジア問題」や「金融機関の損失拡大」のニュースがあればそれも変動要因になるだろう。
本日の注目材料
→米国以外
▼NZ)住宅建設許可
▼日)全国消費者物価指数
▼日)鉱工業生産【速報値】
▼欧)消費者物価指数【速報値】
▼欧)失業率
▼加)第2四半期GDP
→米国
▼米)個人所得/個人支出
▼米)シカゴ購買部協会景気指数
▼米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
今週の為替相場の焦点
・ドル買いやドル売りの傾向
・金融不安に通じる材料への反応
・米国の経済指標
・NY株式市場や原油価格の動向
・ドイツのIFO景況指数
・米国がレイバーデーを控え、今週末が連休前となる点
・グルジア問題
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・8月月末最終営業日 ・米債券市場短縮営業(9月1日、米国がレイバーデーで祝日のため) ・米国が連休前 |
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07:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | - | -20.1% | ||||
08:00 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -41 | -39 | ||||
08:30 | 日)失業率 | △ | 4.1% | 4.1% | ||||
↑・有効求人倍率 | 0.90 | 0.91 | ||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | × | -1.8% | -1.8% | |||||
日)東京都消費者物価指数 | △ | +1.6% | +1.6% | |||||
↑・東京都消費者物価指数【除生鮮】 | +1.7% | +1.6% | ||||||
日)全国消費者物価指数 | ○ | +2.2% | +2.0% | |||||
↑・全国消費者物価指数【除生鮮】 | +2.3% | +1.9% | ||||||
08:50 |
日)鉱工業生産【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | -0.3% | -2.2% | ||||
+0.6% | ±0.0% | |||||||
日)大型小売店販売額【速報値】 | × | -1.4% | -3.9% | |||||
日)小売業販売額【速報値】 | × | +1.3% | +0.3% | |||||
15:00 | 南ア)マネーサプライM3 | △ | +19.20% | +20.12% | ||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +4.0% | +4.1% | ||||
欧)失業率 | ○ | 7.3% | 7.3% | |||||
欧)消費者信頼感 | × | -20 | -20 | |||||
18:30 | ス)KOF先行指数 | △ | 0.83 | 0.90 | ||||
19:00 | 日)外国為替平衡操作の実施状況 | × | - | 0円 | ||||
20:00 | 南ア)貿易収支 | ○ | -38億 | -2億 | ||||
21:30 | 加)鉱工業製品価格 | △ | +0.7% | +1.3% | ||||
加)GDP | ◎ | +0.1% | -0.1% | |||||
↑・第2四半期GDP | +0.6% | -0.3% | ||||||
21:30 | 米)個人所得 | A | -0.2% | +0.1% | ||||
↑・個人支出 | +0.2% | +0.6% | ||||||
↑・PCEデフレーター[前年比] | +4.5% | +4.1% | ||||||
↑・PCEコアデフレーター [前月比/前年比] |
+0.3% | +0.3% | ||||||
+2.4% | +2.3% | |||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | AA | 50.0 | 50.8 | ||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数 【確報値】 |
A | 62.0 | 61.7 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
- | - | 特になし | ||||||
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原油価格→下落&NYダウ→大幅上昇、米第2四半期GDP【改定値】→良い結果で、ドル買い。 株高・原油安でドル買い。『ドル買いユーロ売りヨリの流れ』が継続。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速し、8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。 →金融不安が再燃する中、株式や原油の影響が大きく振り回され気味。 原油価格→[下落・調整継続→ドル買い][反発・上昇→ドル売り] 株式市場→[上昇→ドル買い][下落→ドル売り] となりやすい地合い。 本日は、週末&月末で米国市場は連休前ということもあり、様子見が賢明か。
本日は、週末&月末で米国市場は連休前ということもあり、様子見が賢明か。
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