本日の為替相場の焦点は、『NY株式市場の動向』と『米消費者信頼感指数』にあり。
昨日の為替相場は、IMFのサブプライム問題に対する改定報告などをキッカケにNY株式市場が大幅下落。それ受けてドルも下落している。
既に長い間、為替相場に大きな影響を与え続けているNY株式市場。最近、更に相関性が高まっているため、引き続き注目したい。
この動向次第では、信用不安やリスク回避の傾向が高まり、市場のセンチメント悪化により、ドル売りが加速する可能性がある。
また、注目材料が目白押しの今週、まず最初の焦点となるのが本日発表される『消費者信頼感指数』。これは、消費者に対する現在と6ヵ月後の景況感のアンケート結果で、個人消費の動向把握に重要視される。最近の米国の経済指標の動向から、良い結果が期待されている。
昨日発表されたホワイトハウスの実質GDPやCPIの見通しの良い結果に金融市場ははあまり反応しなかった。どちらかと言えば悪材料の方に反応したこの傾向がどうなるのか注目が集まる。
今週発表予定の雇用統計を中心とした米国の経済指標に注目が集まる他、来週にFOMCが予定されている点も意識されるだろう。その他、月末・月始要因や夏休み入り要因による急激な変化や変動にも気をつけたい。
★本日の注目材料
→米国以外
▼NZ)住宅建設許可
▼独)消費者物価指数
→米国
▼米)消費者信頼感指数
★今週の為替相場の焦点
・雇用統計を中心とした米国の経済指標
・8月5日の次回FOMCへの思惑
・欧州の金融機関の決算発表
・NY株式や原油を中心とした他の金融市場の動向
・信用不安やリスク回避の動向
・月末・月始要因や夏休み入り要因
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・スポットでの7月取引最終日 | ||||||||
07:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | - | -42.3% | ||||
08:30 | 日)失業率 | △ | 4.0% | 4.0% | ||||
↑・有効求人倍率 | 0.91 | 0.92 | ||||||
日)全世帯家計調査-消費支出 | × | -2.8% | -3.2% | |||||
08:50 | 日)大型小売店販売額【速報値】 | × | -3.8% | -2.1% | ||||
日)小売業販売額【速報値】 | × | -0.2% | +0.2% | |||||
17:30 | 英)マネーサプライM4【確報値】 | × | - | +11.5% | ||||
英)消費者信用残高 | × | +10億 | +14億 | |||||
未定 |
独)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.5% | +0.3% | ||||
+3.2% | +3.3% | |||||||
22:00 | 米)S&P/ケースシラー住宅価格指数 | B | -16.0% | -15.3% | ||||
23:00 | 米)消費者信頼感指数 | AA | 50.0 | 50.4 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
25:30 | 米)マコーミック:財務次官■講演 | |||||||
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IMFの改定報告などをキッカケにNYダウ大幅下落でドル売り →先々週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに →先週木曜日に住宅指標の悪化などにより、株安&ドル安となり、再度、信用不安やリスク回避の方向へ行くかとも思われたが →週末に発表された経済指標の良い結果などから、再度ドル買いへ →注目材料を多数控えた今週、ドル買いヨリ地合いが継続するかどうかに注目が →週明け月曜日の昨日。どちらかと言えば、ネガティブな材料に反応しやすく、NY株式市場は大幅下落し、ドル売りへ。 レンジ継続
レンジ継続見通しだが、押し目買い方針で
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