本日の為替相場の焦点は、
・『米国の経済指標』
・『NY株式市場の動向』
・『明日にECB政策金利発表が控える点』
にアリ。
米国の経済指標は、
・「ADP全国雇用者数」
・「ISM非製造業景況指数」
・「ベージュブック」
への注目度が高い。
「ADP全国雇用者数」とは、雇用統計の非農業部門雇用者数の予測を目的として作成されたもので、注目度も市場の反応も徐々に大きくなってきている指標。週末に控える雇用統計を占う上で大きな注目が集まる。
「ISM製造業景況指数」とは、ISM(全米供給管理協会)が実施した製造業の購買担当役員へのアンケート結果。歴史も古く、発表時期が早い事から注目度は高い。50%が景気拡大と景気後退の分岐点となる。
「ベージュブック」とは、地区連銀経済報告のことで、全米にある12の地区連銀の各地区の経済状況をまとめたもの。FOMCの2週間前に発表される。報告は、個人消費や製造業、サービス、建設、金融、物価・賃金などの状況を説明してあり、次回FOMCの判断材料となる。
また、「明日にユーロ圏の政策金利発表が控える点」にも注意したい。
ユーロ圏以外に、ニュージーランド、英国の政策金利も発表される。
今回の注目は利下げ幅にあり、サプライズも起こりえるため、注目度は非常に高い。週明けからこれらに対する思惑が為替相場の変動要因となっており、明日に向けて大きく動き出す可能性も高い。
その他、その動向に為替相場が大きく振られている「NY株式市場」はもちろんのこと、「金融当局者や要人による発言」や「米自動車業界救済に関する思惑」なども大きな注目を集めている。
■本日のトレード用のエサ
09時30分:豪)第3四半期GDP
18時30分:英)サービス業PMI
19時00分:欧)小売売上高
22時15分:米)ADP全国雇用者数
23時30分:NY株式市場オープン
24時00分:米)ISM非製造業景況指数
28時00分:米)地区連銀経済報告(ベージュブック)
■今週の為替相場の焦点
年末商戦初動の結果や今後への思惑
NY株式市場の動向
米国の経済指標
金融当局者や要人による発言
各国の金融政策の動向と今後への思惑
米自動車業界の救済策の行方
米政府の経済や金融への施策&オバマ政権への期待
12月の月始め要因
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12月3日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・明日に、RBNZ、BOE、ECBの政策金利発表を控える | |||||||||||
09:01 | 英)ネーションワイド消費者信頼感 | △ | 54 | 55 | |||||||
09:30 |
豪)第3四半期GDP [前期比/前年比] |
◎ | +0.2% | +0.3% | |||||||
+1.9% | +2.7% | ||||||||||
11:00 | NZ)ANZコモディティ価格指数 | × | - | -7.4% | |||||||
17:55 | 独)サービス業PMI【確報値】 | × | 46.2 | 46.2 | |||||||
18:00 | 欧)サービス業PMI【確報値】 | × | 43.3 | 43.3 | |||||||
18:30 | 英)サービス業PMI | ◎ | 41.0 | 42.4 | |||||||
19:00 |
欧)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | -0.4% | -0.2% | |||||||
-1.4% | -1.6% | ||||||||||
21:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +1.5% | |||||||
21:30 | 米)チャレンジャー人員削減予定数 | C | - | +78.9% | |||||||
22:15 | 米)ADP全国雇用者数 | AA | -19.5万人 | -15.7万人 | |||||||
22:30 | 米)第3四半期非農業部門労働生産性 | B | +0.9% | +1.1% | |||||||
↑・第3四半期単位労働費用 | +3.6% | +3.6% | |||||||||
24:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | AA | 42.0 | 44.4 | |||||||
24:15 |
米)クロズナーFRB理事の講演 【住宅関連】 |
BB | 要人発言 | ||||||||
25:00 | ス)ロートSNB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
26:30 |
米)ラッカー:リッチモンド連銀総裁の講演 【経済関連】 |
B | 要人発言 | ||||||||
28:00 | 米)地区連銀経済報告(ベージュブック) | S | - | - | |||||||
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NY株式市場の下落で、円買いヨリ
NY株式市場の下落で、ドル買いヨリ
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