昨日の金融市場は、金融不安の再燃などからドル売り・円買いが加速。
原油価格が大きく上昇し、ユーロなどが買い戻されている。
週末金曜日。
本日は米国の経済指標の発表はない。
注目は23時00分に予定されている「バーナンキFRB議長の講演」に集まる。今週に入って金融不安が再燃していることからも、そのコメント次第では大きく反応しそうだ。
本日の焦点は、『バーナンキFRB議長の講演』と『原油価格及びNY株式市場の動向』にあり。
米国以外の指標では、「英国の四半期GDPの改定値」への注目度が高い。
ここ数日、金融市場が金融不安に繋がる材料に反応している為、「NY株式市場」の動向にも引き続き注目したい。また、大きく反発上昇した「原油及び商品価格」の動向からも目が離せない。
これらの動向は現在の為替相場と高い相関性があり、為替相場が今後どのような流れになるのか見極めるために非常に重要な材料となる。
「NY株式市場の下落」や「原油・商品価格の上昇」は、ドル売りのキッカケとなりやすい。
今週に入り、先週まで大きく加速したドル買いの傾向に変化が見え始めた。昨日の為替相場はドル売りに大きく傾いている。週末金曜日の今日、この傾向が加速するかどうかに注目が集まる。
本日の注目材料
→米国以外
▼英)第2四半期GDP【改定値】
→米国
▼米)バーナンキ:FRB議長の講演【金融安定】
今週の為替相場の焦点
・ドル買いや他通貨売りの流れの継続
・米国の経済指標
・方向感のないNY株式市場の動向
・調整が続く原油価格の動向
・お盆明けの東京勢の動向
・バーナンキFRB議長を中心とした金融当局者の発言
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・BOJ議事録(7月14日・15日) |
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08:50 | 日)BOJ議事録(7月14日・15日) | △ | - | - | ||||
14:00 | 日)全国スーパー売上高 | × | - | -0.9% | ||||
17:00 | 欧)経常収支 | × | - | -73億 | ||||
17:30 |
英)第2四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比] |
◎ | +0.1% | +0.2% | ||||
+1.5% | +1.6% | |||||||
↑・第2四半期個人消費 | +0.5% | +1.3% | ||||||
18:00 | 欧)製造業受注 | × | -1.1% | -3.5% | ||||
- | 米)特になし | - | - | - | ||||
要人発言予定 | ||||||||
23:00 | 米)バーナンキ:FRB議長★講演【金融安定】 | |||||||
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金融不安再燃からドル売り加速&円買い。原油・商品価格が大幅上昇し、ユーロ買い戻し。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速し、8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。特に原油や商品の調整によるドル買い戻しの影響が大きく、「ドル買い」や「ユーロ及び資源国通貨売り」が急激に進む。 →今週に入り、NY株式市場が大幅下落&原油価格が反発で、これまでのドル買い傾向に調整感が漂う。反転の可能性も? →週末に向けて金融不安が再燃し、ドル売りが加速。円買いの傾向も強い。 トレード的には、 ドル円もユーロドルも重要と思われるポイントを抜けたことから、取りあえずは、「反転」とまではいかないまでも「ドル買いの強い傾向は消えた」と判断。 この週末は、ドル売りヨリで考えて相場に挑みたい。
トレード的には、 ドル円もユーロドルも重要と思われるポイントを抜けたことから、取りあえずは、「反転」とまではいかないまでも「ドル買いの強い傾向は消えた」と判断。 この週末は、ドル売りヨリで考えて相場に挑みたい。
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