『米景気先行指数』と『米フィラデルフィア連銀指数』、そして『原油価格及びNY株式市場の動向』に注目！

昨日の金融市場は、原油・商品価格が昨日に引き続いて上昇し、NY株式市場は続落から反発した。
為替相場は、ドルが依然として底堅いながらも、ドル買い傾向に加速感はなく調整色も強い展開。

本日の焦点は、『米国の経済指標』と『原油価格及びNY株式市場の動向』にあり。

本日は注目材料が多い中、特に、米国の「景気先行指数」や「フィラデルフィア連銀景況指数」への注目度が高い。
どちらの指標も米国の景気動向を見極める上で重要となっており、内容次第で為替相場は大きく反応するだろう。今週に入り、先週までのドル買い傾向に調整感が出始めているが、この指標をキッカケにどちらかに動き出す可能性もある。

米国以外の指標では、「英国の小売売上高」や「カナダの消費者物価指数」への注目度が高い。

また、ここ数日、金融市場が金融不安に繋がる材料などにも反応していることから、「NY株式市場」の動向には引き続き注目したい。更に、ここ2日間、反発上昇を続けている「原油及び商品価格」の動向も重要となってくる。
これらの動向は現在の為替相場の動向と高い相関性があり、今後どのような流れになるのか見極めるために非常に重要な材料となる。
NY株式市場の下落や原油・商品価格の上昇は、ドル売りのキッカケになりやすい。

今週に入り、先週まで大きく加速したドル買いの傾向に変化が見え始めた。ドルは依然として底堅いながらも上値を押さえられている。週末に向けて相場がどちらに向かうのか注目が集まる。

本日の注目材料
→米国以外
▼英)小売売上高
▼加)消費者物価指数＆【コア】
→米国
▼米)景気先行指数
▼米)フィラデルフィア連銀景況指数


今週の為替相場の焦点
・ドル買いや他通貨売りの流れの継続
・米国の経済指標
・方向感のないNY株式市場の動向
・調整が続く原油価格の動向
・お盆明けの東京勢の動向
・バーナンキFRB議長を中心とした金融当局者の発言

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今日の重要指標			指標ランク	コンセン サス	前回 発表値
・
08:50		日)通関ベース貿易収支	×	+2575億	+1386億
10:30		豪)新車販売台数	×	-	1.0%
15:00		日)工作機械受注【確報値】	×	-	-8.9%
15:15		ス)貿易収支	△	+20.0億	+24.1億
16:15		ス)生産者輸入価格	×	+0.3%	+0.6%
16:30		独)製造業PMI【速報値】	△	50.5	50.9
		独)サービス業PMI【速報値】	△	52.0	53.1
17:00		欧)製造業PMI【速報値】	△	47.1	47.4
		欧)サービス業PMI【速報値】	△	48.0	48.3
17:30		英)小売売上高	◎	-0.2%	-3.9%
		英)第2四半期総合事業投資【速報値】	×	-0.7%	-1.8%
18:00		ス)ZEW景況感調査	×	-	-76.9
20:00		加)消費者物価指数 [前月比/前年比]	◎	+0.4%	+0.7%
				+3.4%	+3.1%
		↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比]		+0.2%	+0.1%
				+1.6%	+1.5%
21:30		米)新規失業保険申請件数	BB	44.0万件	45.0万件
23:00		米)景気先行指数	A	-0.2%	-0.1%
		米)フィラデルフィア連銀景況指数	AA	-12.6	-16.3
要人発言予定
-	-	特になし
■指標ランク について 米指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

原油価格が昨日に引き続き小幅上昇し、NY株式市場は大幅続落から反発上昇。 ドルは依然として底堅いながらも上値を抑えられている状態。 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高＆ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速。 →8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 →ドル買いだけではなく、ユーロをはじめとした他の通貨の売りも強い。 →原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい地合いが継続。 →特に原油価格や商品価格の調整によるドル買い戻しの影響が大きく、「ドル買い」や「ユーロや資源国通貨売り」が急激に進んだ。 →今週に入り、NY株式市場が大幅下落＆原油価格の反発で、これまでのドル買い傾向に調整感が漂う。反転の可能性も？ 単なる調整か？反転開始か？相場の流れには臨機応変に対応したいところ。 調整か？反転か？ドル買いヨリのスタンスは継続ながらも、急激なドル売りに警戒。

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調整か？反転か？ドル買いヨリのスタンスは継続ながらも、急激なドル売りに警戒。

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