昨日の金融市場は、リーマンブラザーズに関する話題をキッカケに株価が下落するなど金融不安が再燃。
リスク回避の動きから、ドル売り・円買い。ドル円やクロス円が下落している。
本日は10日のゴトオ日。
米国の経済指標は小粒で、注目材料は少ない。
本日の為替相場の焦点は、『金融不安やリスク回避の動向』と『NY株式市場や原油価格の動向』にあり。
米国以外では、「英国の貿易収支」や「トリシェ総裁の欧州議会での議会証言」が注目材料。
昨日、「リーマンブラザーズの話題」をキッカケに金融不安が再燃した事から、同様の話題には気をつけたい。
また、「NY株式市場の動向」に対する為替相場の敏感な反応が続いているため、これまで以上に注視する必要があるだろう。本日も継続して大幅に下落するようだと金融不安によるリスク回避の動向が加速しやすい。下落・調整の継続でドルの支援材料となりやすい「原油価格の動向」にも注目すべき地合い。
明日には、「ニュージーランドの政策金利」が発表され、週末にかけては「米国の注目度の高い経済指標」も複数予定されている。
来週に次回FOMCを控え、相場が大きく動き出す可能性も高い。
本日の注目材料
→米国以外
▼欧)トリシェ:ECB総裁が欧州議会で証言
▼英)貿易収支
→米国
▼特になし
今週の為替相場の焦点
・「ドル買い」や「円買い」、「欧州及び高金利・資源国通貨売り」の傾向の継続
・米国の経済指標
・NY株式市場の動向
・原油・商品価格の調整の継続
・欧・米の金融当局者の発言
・9月16日にFOMCが控える点
・金融不安に通じる材料への反応
+GSE(政府系住宅金融機関)の救済に関する話題
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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10日のゴトオ日 | ||||||||
08:01 | 英)NIESR GDP予想 | × | - | +0.1% | ||||
08:50 |
日)企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.1% | +2.0% | ||||
+7.2% | +7.1% | |||||||
日)経常収支 | × | +1兆3125億 | +4939億 | |||||
日)貿易収支 | × | +2210億 | +2521億 | |||||
09:30 | 豪)Westpac消費者信頼感指数 | × | - | +9.1% | ||||
14:00 |
日)景気動向調査【改訂値】 [先行CI指数/一致CI指数] |
× | 91.9% | 91.3% | ||||
102.5% | 101.6% | |||||||
17:30 | 英)貿易収支 | ○ | -75.00億 | -76.84億 | ||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +7.5% | ||||
21:30 | 加)第2四半期労働生産率 | △ | +0.3% | -0.3% | ||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -190万 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
16:00 | 欧)トリシェ:ECB総裁◆欧州議会で証言 | |||||||
22:00 | 米)スターン:ミネアポリス連銀総裁★講演 | |||||||
25:30 | 独)ウェーバー:独連銀総裁◆講演 | |||||||
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前営業日の動向 リーマンブラザーズに関する話題をキッカケに株価が下落し、金融不安が再燃。 リスク回避の動きから、ドル売り・円買いに傾き、ドル円やクロス円が下落。 【これまでの大まかな流れと傾向】 →7月第3週のFRB議長の議会証言及びFOMC議事録公表後から株高&ドル高地合いに。 →8月5日のFOMC後にドル買いが加速し、8月7日のトリシェ総裁コメント後にユーロ売りが加速。 ↓ その後、ドル買いヨリで、欧州及び高金利・資源国通貨が売られやすい地合いが継続。 以下のような傾向あり。 原油価格やNY株式市場に影響を受けやすい傾向も継続。 原油価格=[下落・調整継続→ドル買い][反発・上昇→ドル売り] 株式市場=[上昇→ドル買い][下落→ドル売り] そんな中、円だけは軒並み強めに推移し、クロス円は下落傾向。 ↓ 『GSE救済の話題』で大変動。今後の動向に変化も? リーマンブラザーズに関する話題などをキッカケに金融不安が再燃し、リスク回避の動向が加速? 基本的にはショート。可能性的にクロス円のショートの方が面白そう。
金融不安再燃のため、直近ではドル買いが弱まる可能性
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