本日の為替相場の焦点は、「米国の経済指標」と「NY株式市場の動向」、そして「明日にECB理事会を控える点」にあり。
米国の経済指標は「ADP全国雇用者数」と「ISM非製造業景況指数」への注目度が高い。
「ADP全国雇用者数」とは、雇用統計の非農業部門雇用者数の予測を目的として作成されたもので、注目度も市場の反応も徐々に大きくなってきている指標。週末に控える雇用統計を占う上で大きな注目が集まる。「ISM非製造業景況指数」とは、ISM(全米供給管理協会)が実施した非製造業の購買担当役員へのアンケート結果。製造業指数とは違い、歴史は浅いが、注目度はかなり高くなってきている。
「NY株式市場の動向」も引き続き要監視対象。「オバマ政権への期待」や「バッドバンク設立に関する話題」などが変動要因となりやすい。
このところ、ユーロ圏の景況感や金融不安、金利先安観などからユーロが売られやすい地合いが続いているが、昨日のNY市場で大きくユーロが買い戻されている。今週の焦点でもある「ECB理事会&総裁記者会見」を明日に控え、ユーロの動向にも大きな注目が集まる。
明日は、「ECB理事会&総裁記者会見」の他、英国や南アフリカの政策金利発表も予定されている。
本日のトレード用のエサ
・09時30分:豪)小売売上高
・09時30分:豪)住宅建設許可件数
・18時30分:英)サービス業PMI
・22時15分:米)ADP全国雇用者数
・23時30分:NY株式市場オープン
・24時00分:米)ISM非製造業景況指数
2月2日からの週の為替相場の焦点は以下の6点。
▼米国の経済指標
▼各国の金融政策の話題や思惑
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼オバマ政権への期待
▼バッドバンク構想などの金融安定化策や景気刺激策
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2月4日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・英中銀金融政策委員会(4日・5日、5日に政策金利発表) ・明日にユーロ圏と英国の政策金利発表を控える ・米主要企業決算発表→タイムワーナー、シスコシステムズ |
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09:01 | 英)ネーションワイド消費者信頼感 | △ | 45 | 47 | |||||||
09:30 | 豪)小売売上高 | ◎ | +0.3% | +0.1% | |||||||
豪)住宅建設許可件数 [前月比/前年比] |
○ | +2.0% | -12.8% | ||||||||
-29.7% | -34.7% | ||||||||||
11:00 | NZ)ANZコモディティ価格指数 | × | - | -7.4% | |||||||
17:55 | 独)サービス業PMI【確報値】 | × | 45.4 | 45.4 | |||||||
18:00 | 欧)サービス業PMI【確報値】 | △ | 42.5 | 42.5 | |||||||
18:30 | 英)サービス業PMI | ○ | 40.3 | 40.2 | |||||||
19:00 |
欧)小売売上高 [前月比/前年比] |
△ | -0.2% | +0.6% | |||||||
-1.4% | -1.5% | ||||||||||
21:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | -38.8% | |||||||
21:30 | 米)チャレンジャー人員削減数 | C | - | +274.5% | |||||||
22:15 | 米)ADP全国雇用者数 | AA | -53.0万人 | -69.3万人 | |||||||
24:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | AA | 39.0 | 40.6 (修:40.1) |
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24:30 | 米)週間原油在庫 | B | - | +622万 | |||||||
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戻り売りスタンス。NY株式市場の動向も重要。今週は底堅いか。
「ユーロ売り、ドル買い」ヨリのスタンスを継続も、明日にECB理事会を控え、引きつけて売るか、下落再開で追随。明日のECB理事会が焦点
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