本日の為替相場の焦点は、『ドル買い及び円買いの加速』と『NY株式市場の動向』にあり。
本日の米国の経済指標は、「中古住宅販売件数」への注目度が高い。
「中古住宅販売件数」とは、中古住宅のうち、所有権の移転が完了したもの。景気動向との関連性が深く、先行性があるといわれている。季節や天候の影響も受けやすく、予想と違った結果が出やすい傾向も。住宅動向は現在の金融不安の根本となる問題でもあり、出し尽くし感もある一方で、注目度は依然として高い。
また、今週に入って加速している「リスク回避の円買い」と「円以外の通貨に対するドル買い」の動向が気になるところ。非常に大きな動きとなっていることから、目が離せない。
米系ファンドの多くが11月末に決算を控えており、海外資産の売却などが加速すればドルへの需要が予想以上に高まる可能性も高い。
更に、不安定に推移している「NY株式市場の動向」にも引き続き注目が集まる。「NY株式市場の動向」は、現在の為替相場に大きな影響を与えていることもあり、注目度は高い。その行方を左右しかねない米国の大手企業の決算発表も重要となっている。
本日は週末金曜日。今週は相場が大きく動いたことから、「ポジション調整などの動向」が気になる他、「来週29日にFOMCを控える点」も焦点となりそうだ。
金融市場は依然として不安定な推移となっており、大きな振れには注意したい。
本日の注目材料
→米国以外
▼英)第3四半期GDP【速報値】
▼加)消費者物価指数&【コア】
→米国
▼米)中古住宅販売件数
▼金融当局者や要人による発言
今週の為替相場の焦点
・バーナンキFRB議長の議会証言
・米国の経済指標
・米大手企業の決算発表
・NY株式市場の動向
・原油や商品価格の動向
・金融当局者や要人の発言
・次の週29日にFOMCを控える点
・景況感や景気後退への思惑(米実体経済への思惑)
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・25日が土曜日のため、実質ゴトオ日 ・OPEC臨時総会 |
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15:00 | 独)輸入物価指数 | × | -0.8% | -0.8% | ||||
16:30 | 独)製造業PMI【速報値】 | △ | 46.3 | 47.4 | ||||
独)サービス業PMI【速報値】 | △ | 48.8 | 50.2 | |||||
17:00 | 欧)製造業PMI【速報値】 | △ | 44.0 | 45.0 | ||||
欧)サービス業PMI【速報値】 | △ | 46.7 | 48.4 | |||||
欧)総合PMI【速報値】 | △ | 45.0 | 46.9 | |||||
17:30 |
英)第3四半期GDP【速報値】 [前期比/前年比] |
◎ | -0.2% | ±0.0% | ||||
+0.5% | +1.5% | |||||||
20:00 |
加)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | -0.1% | -0.2% | ||||
+3.3% | +3.5% | |||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.3% | +0.3% | ||||||
+1.7% | +1.7% | |||||||
23:00 | 米)中古住宅販売件数 | AA | 497万件 | 491万件 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
19:45 | 欧)ゴンザレス・パラモECB理事◆講演 | |||||||
22:30 | 欧)トゥンペル・グゲレル:ECB理事◆講演 | |||||||
土曜日 | 米)ポールソン:財務長官★講演 | |||||||
- | リプスキーIMF副専務理事◎講演 | |||||||
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週末のため様子見
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