本日の為替相場の焦点は、『ISM製造業景況指数』と『GMの破綻問題』、そして『ドル売り地合いの継続』にあり。
週明け月曜日で、6月最初の営業日。
米国の経済指標は、
・「PCEコアデフレータ」
・「ISM製造業景況指数」※1
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「オーストラリアの小売売上高」
・「英国の製造業PMI」
・「カナダのGDP」
などが主な注目材料。
経済指標以外では、
・「株式市場の動向(NY中心)」
・「6月最初の営業日」
・「ガイトナー米財務長官の訪中」
・「金融当局者や要人による発言」
・「GMの破綻問題(6月1日が再建計画提出期限)」
・「米国の財政や格付けへの懸念」
・「米国の長期金利や債券価格の動向」
などに注目したい。
★まとめ★
本日より6月入りとなるため、月初要因などの実需による変動には気をつけたい。
本日のメインの材料は「ISM非製造業景況指数」と「GMの破綻問題」。
「GMの破綻問題」は、本日が再建計画提出期限日となっており、GMの行く末が決定される。
また、相関性は薄れてきているが「NY株式市場の動向」は引き続き重要となる。
金融市場のリスク志向が強まり、「ドル売りが加速している点」にも注目したい。
★本日発表の経済指標の詳細
※1→「ISM製造業景況指数」とは、ISM(全米供給管理協会)が実施した製造業の購買担当役員へのアンケート結果。歴史も古く、発表時期が早い事から注目度は非常に高い。50%が景気拡大と景気後退の分岐点と言われる。
本日のトレード用のエサ
・10時30分:豪)小売売上高
・17時30分:英)製造業PMI
・21時30分:加)GDP
・21時30分:米)個人所得/個人支出/PCEデフレータ/PCEコアデフレータ
・22時30分:NY株式市場オープン
・23時00分:米)ISM製造業景況指数
6月1日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼NY株式市場の動向(相関性は薄れてきているが、影響は継続)
▼米国の経済指標(目白押しの中、週末の雇用統計が中心)
▼金融当局者や要人の発言(バーナンキの証言や講演中心)
▼ECB理事会の結果と今後の金融政策への思惑(6月4日)
▼GM破綻問題の結果と影響(6月1日が再建計画提出期限)
▼金融市場のリスク許容の動向(リスク志向の流れ)
▼ドル売りヨリ地合いの継続(ドル売り加速中)
▼米長期金利や米国債の動向(長期金利の上昇、米国債の売り)
▼米国の財政や格付けへの懸念(財政赤字拡大、格下げ懸念)
▼5月終了、6月入り要因(需給やその他)
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6月1日(月)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週明け月曜日 ・ニュージーランド、ドイツ、スイス、フランスが祝日 ・6月最初の営業日 ・GMの再建計画提出期限日 ・ガイトナー米財務長官が訪中(1日・2日、両日とも会談・発言予定あり) |
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10:30 | 豪)小売売上高 | ◎ | +0.5% | +2.2% | |||||||
16:55 | 独)製造業PMI【確報値】 | × | 39.1 | 39.1 | |||||||
17:00 | 欧)製造業PMI【確報値】 | × | 40.5 | 40.5 | |||||||
17:30 | 英)製造業PMI | ○ | 44.0 | 42.9 | |||||||
21:30 | 加)GDP | ◎ | -0.3% | -0.1% | |||||||
↑・第1四半期GDP | -6.5% | -3.4% | |||||||||
加)鉱工業製品価格 | × | +0.2% | +0.3% | ||||||||
加)原料価格指数 | × | +6.3% | +12.1% | ||||||||
米)個人所得 | A | -0.2% | -0.3% | ||||||||
↑・個人支出 | -0.2% | -0.2% | |||||||||
↑・PCEデフレータ[前年比] | +0.3% | +0.6% | |||||||||
↑・PCEコアデフレータ [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.2% | |||||||||
+1.9% | +1.8% | ||||||||||
23:00 | 米)ISM製造業景況指数 | S | 42.0 | 40.1 | |||||||
米)建設支出 | B | -1.8% | +0.3% | ||||||||
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