昨日はニューヨークオープン前にグローベックスでフラッシュクラッシュが起こり、米国株がいっせいに値を下げた。原因は不明なままだが、ボリュームを伴っているので、溜っていたロングポジションのストップ注文が順次、誘発されたというところなのだろう。それでも株価水準がもとに戻ることもなく、米国株はそのままのレベルでニューヨークオープンを迎えることとなった。
そこへもってきてイエレン財務長官が「景気の過熱感を抑えるためには多少の金利上昇もやむなし」と発言したことで、米国株は一段安となった。しかし肝心のドル金利がそれほども下がらなかったのを確認して、米国株は終盤で大きく値を戻すこととなった。
為替相場もこれをなぞらえるような動きとなった。ニューヨーク序盤からクロス円は軟調さを強いられ、ユーロ円は131円台の前半まで押し込まれた。ユーロ円が売られる過程で、ユーロドルも1.20台割れを喫している。欧州以降の値動きをキープウォッチ。
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