本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『バーナンキFRB議長の議会証言』、そして『明日にECB理事会を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・「ADP全国雇用者数」
・「ISM非製造業景況指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「オーストラリアの第1四半期GDP」
・「英国のサービス業PMI」
などが主な注目材料。
経済指標以外では、
・「バーナンキFRB議長の議会証言」
・「株式市場の動向(NY中心)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「米国の財政や格付けへの懸念」
・「米国の長期金利や債券価格の動向」
などに注目したい。
その他、
昨日の欧州タイムで「16日に予定されているBRICs首脳会談で新・国際準備通貨に関する討議する可能性」が噴出し、ドル売り加速へのキッカケとなった。
また、米国の経済指標の良い結果でも、リスク志向で円以外の通貨に対してドルが売られるなど、何かにつけてドルが売られる地合いとなっている。
本日のメインは、「ADP全国雇用者数」と「ISM非製造業景況指数」といった米国の経済指標や「バーナンキFRB議長の議会証言」。
また、「明日にECB理事会が開催」され、政策金利とトリシェ総裁の会見が控える点にも注意したい。
本日のトレード用のエサ
・10時30分:豪)第1四半期GDP
・17時30分:英)サービス業PMI
・21時15分:米)ADP全国雇用者数
・22時30分:NY株式市場オープン
・23時00分:米)ISM非製造業景況指数
・23時00分:米)バーナンキFRB議長の議会証言【米経済関連】
6月1日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼NY株式市場の動向(相関性は薄れてきているが、影響は継続)
▼米国の経済指標(目白押しの中、週末の雇用統計が中心)
▼金融当局者や要人の発言(バーナンキの証言や講演中心)
▼ECB理事会の結果と今後の金融政策への思惑(6月4日)
▼GM破綻問題の結果と影響(6月1日が再建計画提出期限)
▼金融市場のリスク許容の動向(リスク志向の流れ)
▼ドル売りヨリ地合いの継続(ドル売り加速中)
▼米長期金利や米国債の動向(長期金利の上昇、米国債の売り)
▼米国の財政や格付けへの懸念(財政赤字拡大、格下げ懸念)
▼5月終了、6月入り要因(需給やその他)
【ヒロセ通商】通常5000円+乗り換え2000円に加えて、ザイFX!限定4000円!
6月3日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
||||||||
・英中銀金融政策決定会合(3日・4日、明日が政策金利発表日) ・明日に、ユーロ圏、英国、カナダの政策金利発表が控える |
|||||||||||
08:01 | 英)ネーションワイド消費者信頼感 | △ | 52 | 50 | |||||||
10:00 | 日)亀崎:日銀審議委員の挨拶 | × | 要人発言 | ||||||||
10:30 |
豪)第1四半期GDP [前期比/前年比] |
◎ | -0.2% | -0.5% | |||||||
-0.4% | +0.3% | ||||||||||
16:55 | 独)サービス業PMI【確報値】 | × | 46.0 | 46.0 | |||||||
17:00 | 欧)サービス業PMI【確報値】 | × | 44.7 | 44.7 | |||||||
17:30 | 英)サービス業PMI | ○ | 49.5 | 48.7 | |||||||
18:00 |
欧)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.8% | -0.7% | |||||||
-4.5% | -3.1% | ||||||||||
欧)第1四半期GDP【改定値】 [前期比/前月比] |
△ | -2.5% | -2.5% | ||||||||
-4.6% | -4.6% | ||||||||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | -14.2% | |||||||
20:30 | 米)チャレンジャー人員削減数 | C | - | +47.0% | |||||||
21:15 | 米)ADP全国雇用者数 | AA | -52.5万件 | -49.1万件 | |||||||
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | AA | 45.0 | 43.7 | |||||||
米)製造業受注指数 | BB | +0.9% | -0.9% | ||||||||
米)バーナンキFRB議長の議会証言 【米経済関連】 |
S | 要人発言 | |||||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -541万 | |||||||
26:30 | 欧)ユンケル・ユーログループ議長の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
27:30 |
米)ホーニング:カンザスシティ連銀総裁 の講演 |
B | 要人発言 | ||||||||
|
なし。円ダケは蚊帳の外。今はドルストレートやクロス円をメインにしたい。
ドル売りヨリのスタンスを維持。[押し目見極め&ドル売り加速追随]で。ただ、明日にECB理事会を控えるため、NY午後は注意したい。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)