本日の為替相場の焦点は、『米経済指標の結果』や『NY株式市場の動向』、そして『ガイトナー財務長官の発言』にあり。
米国の経済指標は、
・「週間新規失業保険申請件数」
・「景気先行指数」
・「フィラデルフィア連銀景況指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「英国の小売売上高指数」
・「カナダの消費者物価指数」
などが主な注目材料。
経済指標以外では、
・「ガイトナー財務長官の議会証言」
・「株式市場の動向(NY中心)」
・「米国や欧州の金融機関に関する話題」
・「金融当局者や要人による発言」
・「米国の長期金利や債券価格の動向」
・「NY原油や金など商品市場の動向」
などに注目したい。
★★★
「NY株式市場の動向」は引き続き要監視対象。
その上下に為替相場が大きな影響を受ける地合いが継続。現在、「NY株式市場の動向」は金融市場のリスク許容度を先導しやすい。
ここ最近は以下の傾向が読み取れる。
・NY株式市場の上昇→リスク志向→ドル売り・円売り・他通貨買い
・NY株式市場の下落→リスク回避→ドル買い・円買い・他通貨売り
「NY株式市場」を中心に考え、それに影響を与えるであろう「米国の経済指標」や「要人発言」に注目したい。
本日、注目に値する材料としては、「景気先行指数」や「フィラデルフィア連銀景況指数」と「ガイトナー財務長官の発言」が控える。
また、週初に発生した「ドル買いやユーロ売りの流れ」の行方も気になるところ。
それを後押しする可能性の高い「米長期金利の動向」や「ユーロ圏の金融機関の信用不安につながる話題」には注意したい。
本日のトレード用のエサ
・16時30分:ス)SNB政策金利発表
・17時30分:英)小売売上高指数
・20時00分:加)消費者物価指数&【コア】
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:NY株式市場オープン
・23時00分:米)景気先行指数
・23時00分:米)フィラデルフィア連銀景況指数
・26時30分:米)ガイトナー:財務長官の議会証言【金融関連】
6月15日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼先週末に開催されたG8財務相会合の影響
▼BRICs首脳会談への思惑や結果(新たな準備通貨への言及)
▼NY株式市場の動向
▼米長期金利や債券価格の動向(ドルの動向に影響)
▼米国の経済指標
▼金融当局者や要人の発言(バーナンキやトリシェ中心)
▼来週23日・24日にFOMCを控えた思惑やポジション調整
▼金融市場のリスク許容度(リスク志向・選好orリスク回避)
▼ドル売りヨリ地合いの行方(米雇用統計後は揉み合い気味)
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6月18日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・SNB政策金利発表 ・EU首脳会議(18日・19日) ・ECB理事会(金融政策の決定はなし) |
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16:30 | ス)SNB政策金利発表 | ○ | 0.25% 据え置き |
25bp 利下げ 0.25% |
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17:00 | 南ア)第1四半期経常収支 | × | -1353億 | -1373億 | |||||||
17:30 |
英)小売売上高指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.3% | +0.9% | |||||||
-0.4% | +2.6% | ||||||||||
英)マネーサプライM4【速報値】 | × | +17.3% | +17.4% | ||||||||
19:00 | 英)CBI製造業受注指数 | △ | -45 | -56 | |||||||
20:00 |
加)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.4% | -0.1% | |||||||
-0.2% | +0.4% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.1% | |||||||||
+1.6% | +1.8% | ||||||||||
21:30 | 米)週間新規失業保険申請件数 | A | 60.2万件 | 60.1万件 | |||||||
23:00 | 米)景気先行指数 | A | +1.0% | +1.0% | |||||||
米)フィラデルフィア連銀景況指数 | AA | -17.0 | -22.6 | ||||||||
26:30 | 米)ガイトナー:財務長官の議会証言 【金融関連】 |
A | 要人発言 | ||||||||
27:15 | 加)カーニー:BOC総裁の会見 | △ | 要人発言 | ||||||||
|
下方向にみている。NYダウが軟調継続となれば、ショート&超短期で追随。
直近はユーロ売り・ドル買いヨリに傾き気味のため、スキャルは控え、スイング用に反転や押し目を見極めたい。
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