昨日の欧州市場のスタートは、アジア市場の後半での力強いリスクテークの動きをモロに受け継いだ。久しぶりに欧州株は勢いよく上伸し、リスクテーク局面では買われやすいクロス円、ドル円は、すでにアジア時間に上昇してきたのだが、さらに一段高となった。先週はずっとリスク回避に一辺倒だったため、ショートカバーにも勢いがついたという感じなのだろう。
私はリスク回避の動きはかなり根強いと思っているし、ドル円、クロス円については基本はベアスタンスでいる。しかし戻りに勢いのある時にはその波に乗りたいとちょっと邪(よこしま)なことを考えて、昨夕にドル円が時間足の上値レジスタンスを抜けてきたところでドル円ロングのポジション(@87.70)をつくってみた。ロスカットは昼間のアジア市場の安値近辺の87.35に置いて、米国市場でのリスク回避の巻き戻しを期待して、88円台ミドルくらいをターゲットにしていた。
欧州株は好調なスタートを切った後も息切れすることなく高値圏をキープできていて、ユーロ円も先週の高値110.40近辺を抜けてきた。ドル円もそれなりに調子よく87円台後半までは来たのだが、なかなか88円台には乗せてこない。なんだか上向きに勢いが出てこないあたりが、ちょっと不安になってきた。しかし米国オープンまで待ってみることにした。
22時台になっても相変わらずドル円はずっと87.80−90のあたりをウロウロしているだけだった。88円台に乗せてくればさらに弾みがつくのだろうが…。このままだと力尽きて反落してくるかもしれない。米国株もスタートこそは大幅反発となったのだが、なんだが妙に重たい。ドル円は87.70台をつけはじめた。嫌な感じだ。私はポジションをクローズして逃げた。
するとISM非製造業の数字が出るとドル円は87円台ミドルまで沈んできた。まさに間一髪!しかしみるとまださほどクロス円は反応していなかった。ともかく一度撤収して、オランダウルグアイ戦を観戦しつつ、また再チャレンジすることにした。試合に合わせて起きてみると、ニューヨーク市場の午後はまたリスク回避方向に引っ張られていて、ドル円、クロス円も売られてきていた。
そのなかではユーロはあまり落ちず、ユーロ円は110円台をしっかりキープ。フランス中銀の総裁が仏銀行は「ストレステストは問題なく通過」としたことが材料視されていた。しかしどうせそのうち、これを打ち消すような話しも出てくるような気がしてならないのだが…。
ちょっとだけユーロ円を売って(@110.35)みた。しかしアジア市場でもしぶとく110円台にステイし続けていた。ようやくお昼過ぎに109円台まで下落したがすぐに回復してきた。もう諦めて私は一度ポジションをスクエアに戻した。
今晩もサッカーワールドカップの準決勝くらいしか(笑)大きなイベントがない。欧州序盤もリスク回避方向で始まったため、ドル円は87円ちょうど付近、ユーロ円も109円前半まで下落したが、そこで止まってしまった。
先週あれだけ売られた割りに戻りは、昨日の米国株の戻りは弱々しいものだったので、今晩はどうなっていくのか確かめたいところなのだろう。私も米国株オープン少しだけ見て休んだあと、またドイツスペイン戦にあわせてニューヨークの午後以降に何かできればというスタンスでいる。
日本時間 19時00分
ちょっとだけユーロ円を売って(@110.35)みた。しかしアジア市場でもしぶとく110円台にステイし続けていた。ようやくお昼過ぎに109円台まで下落したがすぐに回復してきた。もう諦めて私は一度ポジションをスクエアに戻した。
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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