なんだか為替市場の動きがとても鈍くなってしまった。昨日のドル円相場などは、日本がお休みということもあったといっても、85円台後半でのたったの30ポイント程度の値幅でしか動かなかった!日本の為替介入の影響が多分にあるだろう。行き場を失ったリスク回避資金の一部は、金などの貴金属に流れているようだが、とにかく日本の単独介入がかく乱要因になってしまい、みな動くに動けないという感じだ。
私はドル円ショート(@85.90、ロスカット@86.10)を週明けも持ち越して、月曜日を迎えた。もともとポジションを作った際に、ロスカットは86円ちょうどにするつもりだったのだが、10ポイントだけというのも、いくらなんでも近すぎるだろうと思って、単純にもう10ポイントだけ切り上げておいた。しかしその当初の目論みの86円台にすらいまだに乗せて来ない。ロスカットがつかないのは嬉しいが、動きがないのはまったく困ってしまう。
週末にはアイルランドやポルトガルについて悲観的な見通しが出ていたが、昨日の欧州市場は株高でスタート。これにはちょっと拍子抜けした。ドル円は欧州市場のオープン前までに85.49近辺まで下がっていたが、いつ反転モードになってきたもおかしくないので、私はポジションを半分だけクローズした。
また状況を見て売り直そうとも思いつつ、残りで米国オープンを待った。さすがにユーロは売られるには売られたのだが、米国株は堅調さをキープしていて、クロス円も下がらなかった。つまりユーロもさらに売り込まれるということはなく、ユーロドルも1.30台は割れなかった。
とても売り増しはできないが、まあ(とっても浅い)ロスカットもあるのでと思って就寝。朝見てみても、ドル円のショートのポジションはフェーバーなままだった。ちょっと不思議な感じもしたが、昨日の米国株も、どちらかというとテクニカル的な上昇で、リスクテークへの力強い動きではないということなのかもしれない。また昨晩はアメリカのシンクタンクが「景気後退は昨年6月に終了!」というお墨付きを出したことで、なんとなく株を売り込むという感じではなくなり、結果的に為替も小動きに留まったのだろう。
先ほどアイルランドの国債入札が無事に終わったようだ。ひとまずはマーケットではこれを好感しているが、今晩は21時半にアメリカの住宅着工がまず注目されるだろう。そしてなんといっても本日のメインイベントはFOMCである。
一部では追加の緩和策への期待もあるようだが、量的緩和のデメリットも理解しているはずなので、たぶん何も出て来ないのではないかという気もしている。ニューヨーク 市場の午後に勝負することにして、ニューヨーク市場の序盤は流していこうと思う。それまでにドル円のポジションがなくなっているようであれば、またニューヨークの終盤に考え直すことにして。
日本時間 19時00分
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