海外市場で予定されている経済イベントは少なかった。ユーロドルはアイルランドの銀行の格下げ話しにもめげずに切り返してきて、ニューヨーク市場の朝方には、すでに1.34台後半まで戻して高値を更新。あと数ポイントで1.35ドル台となってきた。ユーロドルが1.35台に乗せてくればそれなりに緊張感も出てくるし、そこからユーロドルロングでついていくかどうか考えようと思った。
ところが、ふだんはさほど注目されないアメリカの地区連銀のデータが悪かったことで、クロス円は下落。クロス円主導でユーロドルも1.3470あたりまで下がった。ただまったく迫力はなく、少し買い戻しが入ると、あれよという間に1.35台をつけた。緊迫感を持って画面を見つめたのに、次の瞬間にはすぐに失速…。しばらく眺めていたが、また1.34台ミドルへ逆戻り。ストップ狙いのかなりどうでもよい動きだったのかもしれない。
あまり動かなそうな時に一生けん命になっても徒労に終わるだけなので、早々に就寝した。朝早く起きて見たが、とても動きのない相場だったようだ。その後のニューヨーク時間のユーロドルの値幅は40ポイント程度。ドル円にいたっては、たったの20ポイントだった~!
しかしそういう時にこそ動きが出てしまうものかもしれない。ドル円が初めて100円を割り込んだのは1994年だが、この時のきっかけもCB景況感だった。本日はアメリカの住宅価格、そしCB景況感指数が出る。今晩の23時の結果には要注意だ。そもそもドル円はまったく動きがないが、金価格が1300ドルの最高値付近に張り付き続けているのは、それだけドルの先安観が強いからだろう。中期的に私はドル売り体制で見ている。
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