本日の朝起きたらビックリした。ユーロドルは1.21台になっているし、米国株も急落していた。昨日のアジア市場ではあまり動きがなかったし、夜の米国株オープンでも株価は下がる感じでもなかったので、後のイベントも何もないので、私は何もしないことにして寝てしまった。
ニューヨーク市場のクローズを確認してからユーロの反転を考えようと思っていたくらいなのだが…。欧州市場で.124台のミドル付近まで戻しずっと動きのない状態だったので、そこで記憶が止まっているわけだが、そんなレートはすでに見る影もない。
いったい何があったのだろうと思って、いろいろと記事を探したが、大したことは出ていなかった。せいぜい「ドイツがカラ売り規制に動いた」ということぐらいだ。朝のテレビでも同じようなことしか言っていない。カラ売り規制などというものはアメリカではしょっちゅう発動されているので私も軽く考えていたようだが、ドイツの規制の話は欧州時間の早いうちから流れていたことだし、特段おどろくにはあたらないのではないかというのが私のファーストインプレスだった。
どうやらカラ売り規制を即日に実施したのはよいものの、その時間というのが欧州市場が終わってからだというのが良くなかったようである。もう株や債券が売れないとなったら、売らないといけない人はとにかく代替物を見つけてヘッジしておかなければならない。
ドイツが推進しているのだから、その波及するところは大きいはずである。それで売れる物を探したら米国株や通貨としてのユーロがそうだったということになったようだ。まあグローバル化が進むということは、こうしたオルターナティブな手法が進化するということなのだから、それ自体を止めることは誰にも出来ない。
欧州時間の終了したあたりから、日本時間で言えば夜中の1時過ぎからリスク回避の動きがきつくなって、ユーロ売りが加速し出している。ユーロドルが1.21台に突入しただけにとどまらず、ユーロ円も111円台へ。そのほかの欧州通貨も押し並べて安い。
そして本日のアジア市場。いうまでもなく早朝から為替相場は突っ込んだ。ユーロドルはニューヨークの安値をも下回ってきて、1.2140台まで差し込んだ。東京市場ではほとんど1.21台での動きに終始。形の上では未消化であるはずの欧州勢の動向を見極めたいという感じだろう。
今のところ欧州時間の早いうちは大きくユーロが売られるということもなかったが、イギリスが開くあたりにはさらにユーロは売り込まれてきた。しかし値動きは不安定きわまりない。なかなかユーロを買うには勇気が要りそうだ。
本日は夜にアメリカの消費者物価が出るだけだ。そもそも相場の関心はすでにユーロ圏の心配にあるのだから、経済指標の意味合いは薄まっている。本日は欧州株の値動きに注意を払うとともに、昨日はドイツの話しで売り込まれた米国株の動きによってユーロをどうするか決めたいと思う。
日本時間 19時00分
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