昨日も米国株は史上最高値を記録した。ニューヨークオープン前に発表されたUPSなど、米企業決算が良いものが並んだ野が最大の要因である。ニューヨークオープン直後から米国株は値を伸ばし、ザラ場中の高値を更新してきた。日経先物も同時に29250円まで戻し高値をつけている。
このところはドル円の相場展開と株価の動きがそぐわないことが多く、なかなかタイミングもマッチしなくてトレードでも苦労することが多い。しかし愚直にも昨日もまた私はニューヨーク序盤ではドル円をロングにすることにした。
やはり入りやすいと感じたところで入っておかないと、その通りに動いた場合に大きな後悔をしいられることになるからだ。ドル円もちょうど114円台に戻してきていたところでもあり、おくればせながらもドル円を買い進んでみた。
するとドル円が114.30あたりまでスルスルと上昇。値幅こそたくさんは取れなかったが、価値癖をつけておこうと思って利食い売りした。日付を越えてまで持つほど深入りはしない。まだトレードの体力が回復しきっていないと思えるからだ。
ニューヨーク時間中は物価高によるインフレ懸念や労働力の不足など、そしてサプライチェーンの混乱などの余波がまだ無視できない状況であることが再確認された。次第に米国株は伸びしろを縮めていって、前日の終値と変わらないレベルにまで後退した。ドル金利がやや低下に向かったため、ドル相場の上昇も頭を押さえつけられた格好となった。
ニューヨーク引け後のグーグルやマイクロソフトなどのハイテク大どころの決算発表が良かったこともあって、再び米国株は切り返しを始めている。またドル円かユーロ円をお拾い的なロング攻めかと考えるが、株価動向はやはり要注意だ。
日本時間 15時30分
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