ニューヨーク時間は格別な動きを見せなかった。途中、マイクロソフトの投資判断の引き下げなどで、米国株が大きく値を下げる局面もあったが、ドル円はほとんど動かなかった。むしろ欧州時間より継続しているユーロの調整、つまり利食いを主体としたユーロドルの下げのほうが気にかかった。夜中の0時過ぎにはユーロドルは1.36台に突入した。ユーロ売りをしておけばよかったとも思ったが、まあ日銀の会合もあることだし…。しばらくは円相場に打ちこもうと考えて、昨日は早めに就寝した。
そして本日の日銀待ちとなったが、お昼の1時を過ぎても結果は出てこなかった。そうとうに揉めているのではないかとの観測も出はじめた。待たせただけあって、目に見える形での利下げをした!誘導目標をゼロも含めた水準にまで落とし込むというもの。ドル円は84円ちょうぢ近くまで急激に値を戻したが、とてもではないが高値追いはしたくない。
そもそもドル円はダウントレンドだと思っているし、金利が動いたと言っても0.1%未満の話である。オーストラリアが0.25%の利上げをやるかやらないかで騒いでいたのとは、変動幅が余りにも小さすぎる。またこの程度の事では、とても経済活動の流れが変わるとは思えない。どうしても時間の経過とともにジワジワとまたドル円は下がってくるのではないかと思えてしまうのだ。
欧州勢が入って来ると、ドル売りが加速。ユーロドルの上げもきつかったが、マーケットの注目を集めているドル円も見事に折り返し、83円台の前半まで到達した。下がってくるとサポートの手前ではいったんの利食い。私はポジションをスクエアにして夜の海外相場に臨むことにした。
今晩の注目は、ドル円の値動きであることは言うまでもない。米国株も気になる動きをしている。だがアメリカものは金曜日の雇用統計や来週のFOMCに関心が移ってしまっているので、ダイナミックな動きは期待できそうもない。
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