昨日はアメリカのCPIがマーケットを動かした。そもそも高めに出ても仕方がないところの物価指標だったが、それでも事前の予想を上回ってくるとなると、呆然と見ていられなくなる。CPIはコア部分の数値も高かったので、余計に市場はセンシティブになった。
これまで低下傾向を示してきていたドルの短期金利は急上昇。長期金利は急激な上昇とまでは行かなかったが、徐々に利回りが上がっていった。それをうけて米国株は値を下げた。ドル金利の上昇がおさまるまでは株は買えないと言うことで、ニューヨーククローズに至るまで株価の軟調さは継続した。ドル金利の上昇は素直にドル高をもたらした。
為替相場もこれに反応して、ドル円は112円台だったのに、114円台を見せるまで回復。ユーロドルもここ最近の下値サポートラインであった1.15台を下回ってきて、日足ぶりの1.14台に突入。ドル金利が上昇しているという裏付けもあったことだし私もドル買いで参戦する子にした。冬時間なのだから、いつもより夜が遅い感じがする。
それでも1.15ちょうどでユーロドルをストップ的に売り込んでいった。その後はすぐに寝入るつもりだったので、1.1510で買い戻しのストップロスを置いておいて、そのまますぐに寝た。朝になってもストップは付いていなかったが、それ以上の深押しもしていなかった。1.1483で買い戻して、また次の参戦の機会を待つことにした。
今日はイベントがない。アメリカはベテランズデーの祝日だが、市場の注目点はドル金利の上昇具合だろう。2022年までに50ベーシスの利上げを織り込んでいたのが、先週までに25ベーシスになるまで金利は低下していたのだが、それがまた50ベーシス分を織り込むところまで来ている。今年の金利の最高水準は超えてきていないが、あと少しである。ドル相場の一段高もありうるのだ。
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