先週の金曜日はアジア時間の終盤まではリスクテークが続いた。そして実際に東京クローズ間際にグローベックスセッションでS&P先物やナスダック先物は過去最高値を記録した。リスクのイ敏感とされるクロス円も高く、その代表であるユーロ円は130円台まで回復の機材氏を見せていた。
ドル円も114円台の中盤まで回復していたのが、ここから115円ちょうどまではテクニカル的にもとてもきついものがあるだろう。ここは逆張りのチャンスだと思って私は少量のドル円を売ってみたのである。少量というのは、流れに完全に逆行しているからであり、自信がない。
ここから反転して下がり始めると考える方が虫がいいというものだ。そこで114.80あたりになったらナンピン売りも目論んでいた。そのための少量である。ショートポジションは115.00テークンで一斉にやめればよい。
欧州時間ではコロナ感染の拡大が話題になった。ベルギーやチェコでの感染増加がひどく、オーストリアでは六ダウンに突入するという。それまで感染増大が指摘されていたドイツだったが、ようやく当局者もロックダウンの可能性を除外しないと発言した。これによって久しぶりにコロナ要因でリスク回避の流れが強まった。欧州株も米国株も一斉に値を下げた。ユーロ円も127円台に突入してきた。
ドル円もほとんど邪魔に遭うことなく113円台に逆戻り。私は少量のポジションしか持っていなかったので、113.95で売り増した。何もポジションを持っていなくても、114円割れでは売り込んでいただろう。少量でもシートを持っていたならば、なおさらだ。
ユーロドルの動きもドルの動きとして気になったが、ユーロドルはドル円と順番に下げを演じていた。そしてついに1.12台のミドルまで押し込まれている。これは今年の最安値だ。ドル円は113.60あたりで下げ止まってしまい、ドル円も上がって来たので私はドル円を113.83で買い戻した。
今週は日本の勤労感謝日もあるが、アメリカの感謝祭ウイークでもある。ちょっと気分が楽観的になりかける時期でもある。ちょうど増大してきたコロナ感染との綱引きになる週となるであろう。
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