ストレステストの反応を確かめたい週明けの昨日、欧州市場はリスク回避の動きのほうが勝ってスタートした。私としてはストレスをかけないストレステストについて、早晩、疑問が沸いてくることになるのでは?と思っていた。リスク回避の動きを取りに行くためには、クロス円ショートで何か持ちたいと考えたのだが、ちょうどユーロ円がテクニカル的に良い位置にいた。
5月から見るとユーロ円は114円台前半から107円前半のレンジを引ける。114.20をロスカットレベルにして113.20でユーロ円のショートを作ってみた。ちょうどアジア市場で113.40台をつけに行った後、112円台まで見た後に、ちょっとは戻るかと113.20で指値を出しておいたものだ。珍しく(笑)アゲインストになることもなく、欧州株も垂れてきて、欧州序盤にユーロ円は112円台ミドルまで滑り落ちてきた。
112円台ローまでやってきたので、これはなかなか良い展開と満面の笑みを浮かべてみていた。なのに、その後はさらに下に行くでもなく、112円台ミドルまでの恐ろしく狭いレンジに弱々しく留まり続けていた。北半球はどこも猛暑に見舞われているし、みんな深く考えるのがイヤになってしまったのだろうか!?なんとも参加者が少ない感じだ。米国オープンを待ってみたが、スタートしてもリスクテーク方向の動きが強くなってきた感じ…。なんだか苦しい。
23時に発表になってアメリカの新築住宅販売は、なんと予想よりも良かった。ユーロ円は113円台まで戻ってきてしまった。テクニカルを理由に相場に入ったのだから、ロスカットがつくまで持つべきなのだが、明らかにファンダメンタルズの側面でみれば、形勢が悪い。夏枯れ相場にわざわざマーケットにお金をバラまくことはないと思い、コストよりも15ポイントほど下でゲットアウトした。
結局、ユーロ円はその後アジア時間までは112円台後半から113円台前半の狭いレンジにはまりこんでしまった。米国株を見てみると、堅調そのもので、なかなか売り込みずらい状況になっている。かといって、積極的に買っていくのも躊躇(ためら)われるようで、まったくの膠着状態。つまりテクニカル的にはリスクテークせねばという局面だが、そこまで積極的な姿勢が生まれるようなムードでもないということだ。
欧州市場に入るとユーロ円がムキムキと上がってきて、113.70 近辺をつけにきた。逆張りなので怖いが、蛮勇をふるって114.40をロスカットレベルにして114円ちょうどに売り注文を出してみたが、こなかった。今晩は22時にケースシラー住宅価格と23時に消費者信頼感が出る。この付近からリスク回避に流れが変わっていくのかどうか。
個人的にはひきつけてクロス円の売りをしかけるのが理想だと思って注文は続行しているが、場合によっては指値を下げるか、レンジ抜けたところを買うことも想定して、予断を持たずに臨むつもりだ。閑散に売りなしともいうし…。
日本時間 19時00分
個人的にはひきつけてクロス円の売りをしかけるのが理想だと思って注文は続行しているが、場合によっては指値を下げるか、レンジ抜けたところを買うことも想定して、予断を持たずに臨むつもりだ。閑散に売りなしともいうし…。
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