昨日はアメリカが休みだった。それゆえに市場参加者が少ない。あまりダイナミックな相場の変動は期待できない状態だったが、為替相場ではドル高が進行した。ドル円はアジア時間の114円台前半のレベルから114円台のミドルを越えてきた。ユーロドルも1,14台割れをうかがう動きとなった。
ドル高が進んだ裏には、ドル金利の上昇があった。金利のマーケットも休みではあったが、その中でも短期金利の先物だけはやっていて、それが金利の一段高のレベルまで進んだのである。今年の4回利上げを織り込んだ後の、5回目を織り込んでいく水準まで金利上昇が起こってきたのだ。
週明けの原油相場が上昇したのも、インフレ懸念を増大させたようだ。もっぱら物価高は今年の第一四半期でおさまるだろうとしていた見方が一蹴される形となってきた。新種株によるコロナ感染も重傷者が少ないと達観的に構えていたものの、各方面のエッセンシャルワーカーが感染多発して労働力不足になって社会活動が機能不全に陥るリスクが高まってきた。これも物流のスムーズ化を妨げる要因であり、賃金上昇の圧力を高めることにつながる。
ドル相場は戻ってきたと言っても、やはりドルロングのシコリもまだ残っていることだろう。ドル円で言えば114円台後半から115円台までのロングポジションである。昨年の後半にあれだけ長い時間ステイしたのだから、まだまだ上値では逃げのオファーが控えているのが容易に想像できる。いましばらくはドルの一段高とはすんなりとは行かないだろう。
日本サイドから何かフレッシュな材料でも出ればいいのだが、日銀の金融政策にはまったくの動きが期待されていない。これまで25年も続けてきたゼロ金利政策なのだから、コロナ感染からの回復くらいでは変更するには及ばないだろうというのは大方の見方だ。
ただそうは言っても何かここでまともなメッセージを出さないと中央銀行としての存在意義も問われる場面でもあるため、黒田総裁の会見には身構えている向きも多く、注目はしておくべきだろう。
日本時間 14時50分
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
◆ザイFX!読者が選んだFX会社、総合ランキング1位はココ! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 | 0.4pips原則固定 | 1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼![]() |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング・トップ10、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)