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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

海外ではネガティブな反応の単独介入、
早晩ジレンマに陥る?

2010年09月16日(木)19:09公開 (2010年09月16日(木)19:09更新)
持田有紀子

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 昨日、日本がひさびさの円売り介入を実施した。「急激な変動」を警戒している旨の発言を繰り返していたが、あんなにゆっくりとしか進んでいない局面でおこなったことには、ちょっと意外感があった。菅氏再選では何もやらないだろうと散々に言われていたことや、選挙戦を通じて微妙に小沢氏の意見を取り入れて変化してきていたので、まさに菅政権の真骨頂の一面を見た気がした。

 私はドル円ロングに少しつきあった後は、欧米市場の反応に注目していた。アジア市場でドル円は85円台に乗せていたが、欧州市場で85円台ミドルまで上った後は膠着状態。ロンドンでもニューヨークでも単独で介入するとしていただけあって、わざわざ売り向かう向きもいないだけといった感じがしたが、そのために欧米の株価も堅調さをキープ。手の出しようがないので、私もおとなしく引っ込むことにした。

 スイスはずっとスイスフラン売りの単独介入をし続けてきたのに、まったく効果はなかった。対ユーロでは去年高値から見てもすでに17%以上スイスフラン高が進み、そのまま今でも高値圏に留まっている。単独介入の虚しさは直近の例でも明らかだ。そして日本の単独介入については、やはり海外での反応はネガティブなものが目立った

 アメリカ政府はノーコメントということだったが、アメリカの立場からすれば歓迎できるわけがない。まずFRBは出口戦略の模索から、わざわざ下振れリスクに備えて量的緩和に転向しているのに、日本のドル買い介入はそれに真っ向から挑む格好になる。すぐにでもジレンマに陥る可能性がある。

 さらに人民元引き上げへの圧力を増している最中、利益相反にもなっている。為替操作国の認定が、あっさりと先に日本に下ることもありえる。もしかすると、日本の当局はさらなるドル円の下落に備えて、一旦は戻しておこうという発想もあるかもしれない。しかし事業仕訳でせこせこ捻出した資金など、一晩で使った特別会計の2兆円規模の介入で簡単に吹っ飛んでしまう…。なんとも気前の良い話し~。
 日本の介入がかく乱要因になり、経済指標などどうでもよくなっているため、ちょっと読みづらくなった。しかし欧米の株価は高値圏にはりついているわけだが、息切れ感が出はじめれば情景は一変してくるはずだ。逆にいえばさらに株価が上昇局面にでも入らない限り、ドル円の一段高は難しいと私は見ている。9月末と今の風景はかなり違っている可能性もあるのだ。ちょっと根競べになるが、とにかく今はキープウォッチすべし!である。


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