昨日はドル金利にはダイナミックな変化は見らなかったが、ドルの短期金利はもっとも高水準のレベルで1日を終えた。為替相場ではドル円もユーロドルも大台を変えるほどの動きはなかったもの、ドル高水準で張り付いたままである。
さて今晩はアメリカのCPIである。CPIの総合はプラス0.4%で、コア部分はプラス0.5%が見込まれている。上昇率は鈍ってくることが予想されているのだが、それでも高水準を維持している。プラスマイナスでゼロであっても、それは物価が高いままであることを示しているのだから、CPIの数値が明確なマイナスにならないと、インフレ抑制の兆候は見えないということになる。
そもそもCPIというのはインフレ指標である。数値が大きいとインフレの進行度合いが大きいと言うことを意味する。インフレが大きいと通貨価値は減退する。昨日まで1ドルで買えていたパンが、今日は買えなくなってしまうからだ。つまりインフレそれ自体は通貨安の材料となる。
だからドル売りで反応すべきなのだ。それがインフレすなわちドル買いみたいに見られているのは、インフレの対策として有効なのが利上げだからだ。利上げ自体は通貨高要因である。その通貨高の原因を先取っているから、CPIの上昇でドルが上昇したりするのである。
1980年台のインフレの時期にはドル安が主流だった。インフレ防止のためドルの短期金利が10%近くまで引き上げられ、それでかろうじてドルの底割れは防がれたというのが実情なのである。
したがってCPIが低めに出た方がドル買いでついて行きやすいという側面を持っている。反対にCPIが高めに出てしまうと、ファーストアクションではドル安バイアスもかかるので、金利上昇によるドル買い圧力が回ってくるまで時間がかかる。それを勘案してのトレードになるだろう。
日本時間 15時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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