週末にFEDのメンバーが利上げをもっと早急にすべきという意見が相次いで、週明けのマーケットではドル金利が上昇した。ドルの短期金利が騰勢を強めると、それがドル相場の全面高につながった。
最近は日本円の全面安の流れが続いてきたため、ドルの独歩高となるのは久しぶりである。すなわちユーロドルの動きに方向感が出てきたのだ。意思を持ってユーロドルは下げた。そして未だに下げ足りないといった状況である。
円を中心に見る癖がついていたせいで、ユーロドルをショートにしようとはあまり考えなかった。後から見ると、ユーロドルが一方的に下げており、いちばん取りやすいはずだった。
ドル円を買ってはみたものの、短期的にはいっぱいロングがすでにできあがっているようで、スンナリと上がっていかない。何度かタイトに損切りもさせられた。ドル円は日足では上がるには上がったのだが、結局は同じところでのプレイ。ほとんど動かなかったとも言える。
ウクライナ紛争で悲惨な映像が公開されたこともあって、米国株は大きく下げて始まった。しかしマスクCEOによるツイッター株の大量取得が明らかになると、ハイテク関連を中心に株価は切り返した、他に材料はなかったため、市場は買う理由を探していたというところか。
ドルの短期金利が上がっているというが、まだまだ3%台とかそんなものである。本当にインフレを避けたいのであればインフレ率に見合うだけの金利にしないといけないはずだ。
そうなると5%くらいまで上げても足りないわけで、まだまだ将来の短期金利は上がる余地があるということだ。何がきっかけで表面化する事になるかはわからないが、まずは足下の金利も1.5%くらいを越えてこないと話題にならないのだろうか。
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