昨日は欧州時間の早々に、イギリス財務相がほとんどすべての減税政策の撤回を打ち出した。これは想定されたことではあったが、マーケットは一様に歓迎。欧州金利やポンド金利が落ち着きを取り戻してきてきた。
それを好感して通貨としてのポンドやユーロが買い戻された。ドル円はすでに高かったので、ユーロ円が非常に激しくラリーを演じ、今年の最高値を上回ってきた。ユーロ円は146円台の中盤を越えてきても、なおも買い圧力は弱まっていない。
私はドル円のとても高いコストのロングで参戦していたので、クロス円の上げには乗れていない。ドル円を保持していた身としては、ドル円が非常に動きが鈍かったことが悔やまれる。たしかに149円台に乗せてきたものの、それは最後の最後のほうであり、しかも取れた値幅は微々たるものだ。こんなにユーロドルが上がってしまうとは想像していなかった。ユーロ円が上がるにしても、ドル円が主導して上がっていくものと安易に考えていた。
米国株はオープン時より大きく上がってしまっていたが、それでもまだ買い余力が残っていると見え、一段高。先週末の下落分を完全に埋め戻した感じである。そうした意味合いでのリスクテーク的なクロス円の買いも出てきたのである。
今日は中国のGDPは延期される事になったのが憶測を呼んでいる。事務的な問題だと言われているが、余計な勘繰りもしたくなってくるのがマーケットというものだ。
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