昨日もドル相場は上下に振らされたが、コアレンジは変えなかった。アジア時間に139円台まで上昇したドル円だったが、欧州時間では137円台まで突っ込んだ。いままでそのまま流れに沿ってやっていればよかっただけに、このように切り返すようなレンジ相場では体がついていかない。
1年のうち、そのほとんどはレンジ相場のはずであることは認識しているはずなのに、体が順応しないのである。なかなか逆張りをすることもできずに、両端をたたいてしまっており、自分がレンジメーカーになってしまっている。まったくつまらない一日となってしまった。
注目のドイツのCPIだったが、EU基準で11%台に乗せてきた、インフレの高進が確認されたはずなのに、ユーロ買いが続かなかった。ユーロドルは20-30ポイントほど上がっただけで、むしろその後はユーロ売りに傾いたようだ。
ところで中国での規制緩和を要求する市民デモが問題になっているが、やはり情報はSNSなどを通じてであるらしい。いくらグーグルなどの米系のツールを使えなくしても、いろいろな手法で外の世界をのぞけるのは当然のことだろう。市民は世界がどう思っているのかに触れていることだろう。
あからさまに反抗しなければ大きな問題にはならないことは、市民は理解している。しかし注意したいのは、中国の体制転覆を願っている団体もあるということだ。それらが故意にあおるような情報を流しているかもしれないのだ。
そういえば他に市民のデモで騒動を起こしているのはロシアやイランであり、これらはアメリカを中心とする西側諸国に制裁を課している国家でもある。本日早朝のアメリカ対イランの試合も、どことなくぎこちなかった。
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