昨日はFOMC前の様子見になるところだったが、中国の景況指数が良かったことでゼロコロナ政策からの回復が見込まれることとなった。資本市場は総じて楽観的な動きとなり、世界的に株高傾向が強まった。
またIMFも今年の世界成長の度合いを引き上げたので、当初、予想されたほど景気後退は大きくはないのではないかというムードが高まった。アメリカの経済指標は少しだけ悪いものが並んだ。ちょっとだけ悪いことでドルの利下げを支援するものと考えられた。そうしたなか、為替相場も債券相場も小動きだった。
私はドル円ショートで朝から持っていたのだが、ニューヨーク午前での129.70辺りまでの差し込みでは買い戻すことをしなかった。翌日のFOMCの結果が出るまで持とうと考えたからであった。しかしニューヨーク時間の午後には130円台にまで戻しきり、持ち午後値も悪くなったので、130.08で買い戻して次の入りどころを探っている。
今晩のFOMCでは25ベーシスの利下げがほぼ完璧に織り込まれている。問題はパウエル議長のトークだろう。予想としてはタカ派的な事をしゃべるだろうという事になっているが、それがどの程度までのことなのか。物価高の収まりをあまり強調しすぎると、猛烈なドル安が起こりそうである。
そういうわけで今日も130円台でドル円をショートに振っておいた。昨日の高値である130.52を越えたら損切るつもりでFOMCを待っている。まあ下がっても今日のところは128円台が限界だとは思うが。
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