本日の為替相場の焦点は、『欧州の財政不安』と『米国の経済指標』、『米国の主要企業や大手金融機関の決算』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)中古住宅販売件数」
・「米)景気先行指数」
・「米)フィラデルフィア連銀景況指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「NZ)第4四半期消費者物価指数」
・「中)主要経済指標(第4四半期GDP、PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「ゴトオ日要因」
・「胡錦濤中国国家主席が訪米(19日・20日・21日、米中首脳会談も)」
・「米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化→グーグル、モルガン・スタンレー、AMD、他」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「トリシェECB総裁によるインフレリスク示唆での影響や思惑」
・「金融市場のリスク許容度」
・「金融当局者や要人による発言」
・「来週(26日・水曜日)に、FOMC政策金利&声明発表を控える点」
などの要因に注意。
★★★
20日ゴトオ日。
胡錦濤中国国家主席が訪米中。
米国の経済指標は、「週間新規失業保険申請件数」や「中古住宅販売件数」、「景気先行指数」、「フィラデルフィア連銀景況指数」への注目度が高い。
「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。
また、「米国の主要企業や大手金融機関の決算発表」が本格化している点にも注意が必要。
先週の為替相場では、欧州不安が緩和した他、トリシェECB総裁によるインフレリスク示唆によって、ユーロが大きく買われた。また、米国の長期金利の軟調さなどを主要因としたドル売りが優勢の流れも継続している。
週明けの為替相場は、月曜日に米国休場の中、ユーロ売りが優勢となった上にドル売りが再度強まったが、米国が休場明け後は、ドル売りが継続しつつユーロが大きく買い戻されている。
先週からのユーロ買い・ドル売りの流れの継続や加速を見極めたい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時45分:NZ)第4四半期消費者物価指数
→発表内容でのNZドルへの影響は非常に大きい
・11時00分:中)主要経済指標(第4四半期GDP、PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
→金融市場のリスク許容度に大きな影響を与える。ドル・円・ユーロの動向にも要注意
・NYタイム:米)主要企業及び大手金融機関の決算
→グーグル、モルガン・スタンレー、AMDなどが重要。NYダウへの影響も注視
・22時00分:南ア)SARB政策金利&声明発表
→内容次第
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・24時00分:米)中古住宅販売件数
・24時00分:米)景気先行指数
・24時00分:米)フィラデルフィア連銀景況指数
→2つの時間に4種類の経済指標が発表される。どれも注目度及び影響度が高い。発表後の変動を狙いたい
・翌6時45分:NZ)小売売上高&【除自動車】
→発表内容でのNZドルへの影響は非常に大きい
1月17日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国が連休明けとなる点
▼胡錦濤中国国家主席が訪米(19日・20日・21日、米中首脳会談も)する点
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化
▼ドル買いorドル売りの方向性(直近ではドル売りヨリ)
▼欧州の財政・金融・信用不安(直近では不安緩和ヨリ)
▼トリシェECB総裁によるインフレリスク示唆での影響や思惑(直近ではユーロ買い)
▼金融市場のリスク許容度(直近ではリスク選好ヨリ)
▼米国を中心とした主要経済指標(直近では反応は小さめ)
▼米国を中心とした株式市場(直近では強めで推移)
▼米国の長期金利(直近では多少軟調気味)
▼中国の景気動向及び金融政策(直近では他の市場にも影響力大きめ)
▼米国の景気動向や追加金融緩和観測(直近では不明瞭)
▼来週(26日・水曜日)にFOMC政策金利&声明発表を控える点
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
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1月20日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・20日ゴトオ日 ・胡錦濤中国国家主席が訪米(19日・20日・21日、米中首脳会談も) ・米国の主要企業の決算発表→グーグル、モルガン・スタンレー、AMD、他 |
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06:30 | NZ)企業景況感 | × | - | 52.7 | |||||||
06:45 |
NZ)第4四半期消費者物価指数 [前期比/前年比] |
◎ | +2.4% | +1.1% | |||||||
+4.1% | +1.5% | ||||||||||
08:30 | 豪)消費者インフレ期待 | △ | - | +2.8% | |||||||
11:00 | NZ)ANZ消費者信頼感指数 | × | - | 112.2 | |||||||
中)第4四半期GDP | ◎ | +9.4% | +9.6% | ||||||||
中)生産者物価指数 | ○ | +5.7% | +6.1% | ||||||||
中)消費者物価指数 | ◎ | +4.6% | +5.1% | ||||||||
中)小売売上高 | △ | +18.7% | +18.7% | ||||||||
中)鉱工業生産 | ○ | +13.4% | +13.3% | ||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +25.0% | +24.9% | ||||||||
14:00 |
日)景気動向指数【確報値】 [先行CI指数/一致CI指数] |
× | - | 101.0 | |||||||
- | 102.1 | ||||||||||
16:00 |
独)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
× | +0.5% | +0.2% | |||||||
+4.9% | +4.4% | ||||||||||
18:00 | 欧)ECB月例報告 | △ | - | - | |||||||
20:00 | 英)CBI製造業受注指数 | △ | -1 | -3 | |||||||
21:30 | 米)モルガン・スタンレー 第4四半期決算発表 |
AA | 大手金融決算 | ||||||||
22:00 | 南ア)SARB政策金利&声明発表 | ○ | 5.50% 据え置き |
50bp 引き下げ 5.50% |
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22:30 | 加)景気先行指数 | ○ | +0.3% | +0.3% | |||||||
加)卸売売上高 | △ | +0.3% | ±0.0% | ||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 42.2万件 | 44.5万件 | ||||||||
24:00 | 米)中古住宅販売件数 | AA | 487万件 | 468万件 | |||||||
米)景気先行指数 | AA | +0.6% | +1.1% | ||||||||
米)フィラデルフィア連銀景況指数 | AA | +20.7 | +24.3 (+20.8) |
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欧)消費者信頼感【速報値】 | × | -12.0 | -11.0 | ||||||||
25:00 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -215万 | |||||||
26:00 | ス)ヒルデブランドSNB総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
翌 06:45 |
NZ)小売売上高 | ◎ | +1.2% | -2.5% | |||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | +0.5% | -1.6% | |||||||||
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軟調推移が継続も底堅い可能性。基本は売りでポジションの持つも反発には注意
ユーロ買い・ドル売りが更に加速するか。基本的に引き続き追随スタンスで
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)