最近の為替相場は、トレード時間中にもなかなか方向性が出てこない。ドル円に至っては、一日で50ポイントも動かない日があるので仕方がないところではあるが、ユーロドルも突っ込んで攻めると、逆に戻ってきたりする。
FRB(米連銀)の金融緩和策の効果を見極めようとする、金融相場モードの影響のほうが強く現れてきていて、経済指標などマクロ指標は瞬間的に反応するだけで、相場の根本的な流れまでを変えることはできていないのだろう。
昨日のアジア時間ではドル円は10銭ほどしか動かなかった。それでも83円台のミドルの水準は維持してきたので、私は今夜もドルブルで攻めるしかないのかと思いながら、画面を見ていた。ユーロドルが1.3590とかをやっている。1.3600にストップ注文をおいて私は欧州序盤にユーロドルを売りこんでみた。
めずらしく、すぐにフェイバーに。これはラッキーだ。45ポイントすぐ抜いて、次に備えた。私はドルブルで構えようと思っているので、ユーロドルの戻りか、ドル円の押し目を狙っているのだ。
アメリカの雇用保険や消費者物価では、為替相場はダイレクトな反応をしなかった。それでもユーロドルはジリジリと1.36台を目指す動きになってきたので、私は2匹目のドジョウ狙うつもりで1.3590で売りこんだ。
その後にフィリー指数が出て、結果がとっても良かったのにドル買いでは反応しきれずとなった。1.35台に前半まで吹っ飛べばよいのに、1.36ちょうどを挟んでチョロチョロとしか動きがなかった。動かないのに夜中の2時半まで相場に付き合ってしまい、朝みても同じ水準。イヤになって1.3618で買い戻した。また欧州市場以降の、展開を見ながら攻めていくしかない。
今晩は海外市場でイベントはほとんどない。そのうえ、月曜日はアメリカが休みなので、今晩は半日営業となるマーケットが多い。為替相場も早々に終わりそうだ。ユーロドルが1.36台で終了したら、日足ベースでもきれいに陽線をつなげての高値引けとなる。
そうなりそうだったら、ニューヨーククローズまでにはユーロドルをロングにすべきなのかもしれない。昨日までとはまったく違う攻め方になるのだが、月曜日には参加者が少ないということになると、テクニカルムーブになってしまうのは避けられそうもないためだ。
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