昨日の欧州市場はギリシアの格下げで始まった。3ノッチの格下げくらいは想定内であるとはいえ、ユーロにとって悪材料であることには変わらない。先週を通じてユーロドルにはブルのスタンスの私だが、1.40乗せを狙っていたユーロドルもさすがに反転し、1.39台ミドルまで下がってきた。ユーロ円も114円台ミドルである。
きっと私と同じく、利上げ期待などを理由にしたユーロのロングポジションもたまっているかもしれない。それに原油価格は106ドル台に張り付いていて、マーケットがまたリスク回避に傾く可能性も高い。ユーロ円をショート目に見ていたが、あっという間に115円台に戻ってきた。それでも勢いはそこで止まり、ぐずぐずした感じになってきたので、思い切ってユーロ円をショートにしてみた。
確かにアゲインストにもならないのだが、フェーバーになってもなんだかショボい。114.90台はつけるものの、ほとんど115円ちょうどをはさんで、動かないのだ。ああ、なんだかタイミング悪く突入してしまったようだ…。とりあえずニューヨーク市場がオープンするまでは待つことにした。
米国株も弱いスタートとはなったが、原油価格も104ドル台まで落ちてきた。見慣れてしまうと、104ドルでも緊張感がほぐれてくる。私は速攻でユーロ円を買い戻した。10ポイント程度しかゲットできなかった(涙)。でも、これはこれで仕方のないところだ。問題は次をどうするかである。
ユーロドルは欧州時間に1.40台に乗せたあと、また1.39台をやっていた。じっくりと押し目を待っての買い向かいか?果たして押し目はあるものか。かなり迷ったが、さっきまではユーロ売りだったわけだし、やはり何もしないことにして、就寝した。
昨晩は、トリシェ総裁が「中銀のコンセンサスとしても次回は利上げ」という内容のコメント発したようだが、中身自体はフレッシュではない。そのためかユーロドルの上昇に盛り上がりが感じられない。最近、注目度の高い原油はどうかというと、昨日に106.95という高値をやってしまった後は、利食いモードになって相場は下がってきていた。
ユーロドルと相関度の高い原油価格が下がってきていたとあれば、むしろ素直にユーロドルの売りで臨めば良かったと、ちょっととらぬタヌキモードになった。そんなことを考えると、なかなか手が出なくなってしまうものだ。本日の欧州市場では、OPECが増産する話しが出ていて、103ドル台まで原油価格は下がり、ユーロドルも1.39台前半まで下がっている~。
今晩もアメリカの経済指標はまったくない。テクニカル的な動きだけで終始しそうだ。ええい、こうなったら、打診的にユーロドルの押し目を今1.3920で拾ってやれぇ。まあ、15ポイントもアゲインストになれば止めるつもりではいるが、どうなることやら。
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