3月11日(金)■『中東・北アフリカ情勢』と『欧州の財政不安』、そして『リスク回避の流れ』と『週末要因』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『中東・北アフリカ情勢』と『欧州の財政不安』、そして『リスク回避の流れ』と『週末要因』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)小売売上高＆【除自動車】」
・「米)ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「中)主要経済指標(PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)」
・「英)生産者物価指数＆【コア】」
・「加)失業率＆雇用ネット変化」
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・「週末要因」
・「ユーロ圏首脳会談」
・「来週・15日に、FOMC結果発表を控える点」
・「ECBの金融政策や早期利上げ観測」
・「中東・北アフリカ情勢」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「金融市場のリスク許容度」
・「金融当局者や要人による発言」
・「米国の景気動向及び金融政策」
などの要因に注意。

★★★

週末金曜日。

本日の米国の経済指標は、「小売売上高＆【除自動車】」と「ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】」がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

今週は、先週引き続き、中東・北アフリカ情勢や欧州の財政不安、ECBの早期利上げ観測が主な変動要因となっている。先週に複数のビッグイベントを消化したこともあり、ここからの為替相場の大きな流れを捉えたいところ。

特に、昨日の金融市場で、NYダウや原油、金が大きく下落し、米国債が大きく買われた事から、週末に向けての流れの加速やポジション調整などの動向にも注視したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・11時00分：中)主要経済指標(PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
→中国の景気動向や金融政策は金融市場全体に影響を与えやすいため、要注意

・18時30分：英)生産者物価指数＆【コア】
→発表でのポンドへの影響は、まずまず

・21時00分：加)失業率＆雇用ネット変化
→カナダの雇用統計。発表内容でのカナダドルへの影響は非常に大きい

・22時30分：米)小売売上高＆【除自動車】
・23時55分：米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
→2つの時間に2種類の経済指標。この経済指標の結果も重要だが、昨日加速したNYダウや金、原油の下落が気になるところ。金曜日のため、ロンドンフィキシングや週末に向けての流れにも注意


3月7日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼ECBの金融政策や早期利上げ観測
▼中東・北アフリカ情勢
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼米国の長期金利
▼米国を中心とした主要な経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼中国の景気動向及び金融政策
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(8日・3年債、9日・10年債、10日・30年債)
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の景気動向及び金融政策
▼来週に、FOMC結果発表を控える点(15日)
▼金や原油などの商品市場

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3月11日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・週末金曜日 ・ユーロ圏首脳会談
11:00		中)生産者物価指数	○	+7.0%	+6.6%
		中)消費者物価指数	◎	+4.8%	+4.9%
		中)小売売上高	△	+18.9%	+19.1%
		中)鉱工業生産	○	+13.0%	+13.5%
		中)固定資産投資	○	+23.0%	+24.5%
11:45		豪)デベルRBA副総裁の発言	△	要人発言
16:00		独)卸売物価指数 [前月比/前年比]	×	-	+1.2%
				-	+9.4%
16:45		仏)経常収支	×	-	-54億
17:00		独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比]	×	+0.5%	+0.5%
				+2.0%	+2.0%
18:30		英)生産者物価指数 [前月比/前年比]	○	+0.6%	+1.0%
				+5.2%	+4.8%
		↑・生産者物価指数【コア】[前年比]		+3.3%	+3.2%
19:00		欧)ビーニ・スマギECB理事の発言	△	要人発言
20:00		欧)レーン欧州委員の発言	△	要人発言
未定		欧)ゴンザレス・パラモECB理事の発言	△	要人発言
21:00		加)失業率	◎	7.7%	7.8%
		↑・雇用ネット変化		+2.50万人	+6.92万人
22:30		米)小売売上高	AA	+1.0%	+0.3%
		↑・小売売上高【除自動車】		+0.7%	+0.3%
		米)ダドリーNY連銀総裁の発言	B	要人発言
23:55		米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】	AA	76.3	77.5
24:00		米)企業在庫	B	+0.8%	+0.8%
翌 05:45		英)キングBOE総裁の発言	○	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

見送り

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米・経済指標発表後狙い＋ユーロ売り・ドル買い方向に加速時の追随

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