本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『金融市場のリスク許容度』、そして『ユーロ圏と米国の利上げ観測』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数」
・「米)消費者信頼感指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「NZ)貿易収支」
・「独)GFK消費者信頼感調査」
・「英)第4四半期GDP【確報値】」
・「独)消費者物価指数【速報値】」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「NZ)イングリッシュNZ財務相の発言」
・「豪)エディRBA補佐官の発言」
・「月末・期末要因」
・「今週、米国の長期国債の入札が相次ぐ点(28日・2年債、29日・5年債、30日・7年債)」
・「ECBの金融政策(4月7日に利上げ観測)」
・「米国の金融政策(早期利上げ観測)」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融市場のリスク許容度」
・「中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心、軍事介入など)」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「福島原発・放射能漏れ問題」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、他・米国以外の株式市場等)」
・「G7協調介入」
・「金融当局者や要人による発言」
・「東北地方太平洋沖地震による影響」
などの要因に注意。
★★★
米国の経済指標は、消費者信頼感指数がメイン。
その他に、S&P/ケース・シラー住宅価格指数も発表される。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ米国の長期国債の入札は米国の長期金利の変動要因となりやすい。
今週の為替相場は、先週に引き続き、ECBの金融政策や米国の金融政策の他、リビア情勢、欧州の信用不安、G7協調介入や原発問題が主な変動要因となりそう。
特に、週末に米国の雇用統計が発表される点、利上げが予定されているECB政策金利&声明発表を来週に控える点、今週が3月月末・期末&4月月初・期首を挟む点にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時30分:NZ)イングリッシュNZ財務相の発言
→言及次第も変動要因になりやすい
・06時45分:NZ)貿易収支
→発表でのNZドルへの影響は大きめ
・07時00分:豪)エディRBA補佐官の発言
→言及次第
・15時00分:独)GFK消費者信頼感調査
→相場の気分次第
・17時30分:英)第4四半期GDP【確報値】
→確報値なのでどこまで反応するか
・時刻未定:独)消費者物価指数【速報値】
→相場の気分次第
・22時00分:米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・23時00分:米)消費者信頼感指数
→2つの時間に2種類の経済指標。メインは消費者信頼感指数。内容よりもこれをキッカケにドル買いヨリになるかドル売りヨリになるかを上手くつかみたい
・翌6時45分:NZ)住宅建設許可
→発表でのNZドルへの影響は比較的大きめ
3月28日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼ECBの金融政策(4月7日に利上げ観測)
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心、軍事介入など)
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼福島原発・放射能漏れ問題
▼主要経済指標(今週は、米国の雇用統計の発表もあり)
▼米国の長期金利(今週は、米国の長期国債の入札が相次ぐ)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼G7協調介入
▼月末・期末&月初・期首となる点
▼米国の景気動向及び金融政策
▼中国の景気動向及び金融政策
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼東北地方太平洋沖地震による影響
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3月29日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・TPP第6回政府間協議(3月28日~4月2日開催、シンガポール) ・アラブ連盟首脳会合(バグダット) |
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06:30 | NZ)イングリッシュNZ財務相の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
06:45 | NZ)貿易収支 | ○ | +2.70億 | +0.11億 | ||||||||||
07:00 |
米)ローゼングレン:ボストン連銀総裁 の発言 |
B | 要人発言 | |||||||||||
豪)エディRBA補佐官の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||||||
08:30 | 日)失業率 | × | 4.9% | 4.9% | ||||||||||
↑・有効求人倍率 | +0.62 | +0.61 | ||||||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | ±0.0% | -1.0% | |||||||||||
08:50 | 日)小売業販売額 | △ | -0.5% | +0.1% | ||||||||||
↑・大型小売店販売額 | -0.4% | -0.7% | ||||||||||||
15:00 | 独)GFK消費者信頼感調査 | ○ | +5.8 | +6.0 | ||||||||||
17:30 |
英)第4四半期総合事業投資【確報値】 [前期比/前年比] |
× | - | -2.5% | ||||||||||
- | +10.0% | |||||||||||||
英)第4四半期経常収支 | △ | -105億 | -96億 | |||||||||||
英)第4四半期GDP【確報値】 [前期比/前年比] |
○ | -0.6% | -0.6% | |||||||||||
+1.5% | +1.5% | |||||||||||||
英)消費者信用残高 | × | -1億 | -3億 | |||||||||||
英)住宅ローン承認件数 | × | +4.60万件 | +4.57万件 | |||||||||||
英)マネーサプライM4【速報値】 | × | - | -1.7% | |||||||||||
19:00 | 米)ブラード:セントルイス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -15億 | -49億 | ||||||||||
未定 |
独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +0.4% | +0.5% | ||||||||||
+2.2% | +2.1% | |||||||||||||
22:00 |
米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比/前年比] |
BB | -0.45% | -0.41% | ||||||||||
-3.20% | -2.38% | |||||||||||||
23:00 | 米)消費者信頼感指数 | AA | 65.0 | 70.4 | ||||||||||
26:00 | 米)5年債入札(350億ドル) | BB | - | - | ||||||||||
翌 06:45 |
NZ)住宅建設許可 | ○ | -1.0% | +9.6% | ||||||||||
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基本、ロングで
経済指標発表時の変動狙い。それ以外は、それぞれの市場での流れで臨機応変に
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