本日の為替相場の焦点は、『株式市場や商品市場の動向』と『米国の経済指標』、そして『週末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター」
・「米)シカゴ購買部協会景気指数」
・「米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「NZ)貿易収支」
・「独)小売売上高」
・「欧)消費者物価指数【速報値】」
・「欧)失業率」
・「ス)KOF先行指数」
・「加)GDP」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・バーナンキFRB議長の発言
・週末要因
・日、英(ロイヤル・ウェディング)が祝日で休場
・米国の主要企業決算発表(※変更有り)→キャタピラー、他
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融市場のリスク許容度
・欧州の財政・金融・信用不安
・ECBの金融政策への思惑(追加利上げ期待など、来週にECB理事会が控える点)
・米国の金融政策への思惑
・金融当局者や要人による発言
・中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心)
・為替介入への警戒感
などの要因に注意。
★★★
週末金曜日かつ、日本と英国が祝日で東京市場とロンドン市場が休場となる。
米国の経済指標は、「シカゴ購買部協会景気指数」と「ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】」がメイン。
その他、「個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター」や「第1四半期雇用コスト指数」も発表される。
経済指標以外では、バーナンキFRB議長の発言にも大きな注目が集まる。金融政策や景気動向に関する言及があれば大きな反応になる可能性も高い。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、先週から発表が相次いでいる米国の主要企業の決算は株式市場の変動要因となりやすい。
今週の金融市場は先週に引き続いて大きめに変動している。
本日は、東京市場とロンドン市場が休場となる点や株式市場や商品市場の動向、そして週末要因に注視したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・07時45分:NZ)貿易収支
→発表でのNZドルの変動はそれなり
・15時00分:独)小売売上高
→発表内容も重要だが、相場が動くキッカケに
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・18時00分:欧)失業率
→来週にECB理事会を控えて、思惑が噴出すれば大きな変動要因に
・18時30分:ス)KOF先行指数
→相場の気分次第でスイスフランに影響
・21時30分:加)GDP
→発表内容でのカナダドルへの影響は大きい
・21時30分:米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・22時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
→3つの時間に3種類の経済指標。どれも大きなインパクトには欠けるか。相場が動くキッカケとしてみたい。週末に向けての流れが重要
・25時30分:米)バーナンキFRB議長の発言
→相場の気分次第で大きな変動要因にも。金融政策や景気動向に関する言及があれば反応しやすい
4月25日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼イースター休暇や休暇明けでの影響
▼FOMC政策金利&声明発表&FRB議長の会見
▼米国の金融政策への思惑(早期利上げ期待など)
▼ECBの金融政策への思惑(追加利上げ期待など)
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼主要経済指標(米国中心)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼中東・北アフリカ問題(リビア情勢中心)
▼今週相次ぐ、米国の主要企業の決算
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札
▼金や原油などの商品市場
▼福島原発・放射能漏れ問題
▼日・米の金利差拡大観測
▼為替介入への警戒感
▼中国の景気動向及び金融政策
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4月29日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・日、英(ロイヤル・ウェディング)が祝日で休場 ・米国の主要企業決算発表(※変更有り)→キャタピラー、他 |
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07:45 | NZ)貿易収支 | ○ | +2.00億 | +1.94億 | ||||||||||
15:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | +0.2% | -0.3% | ||||||||||
+1.4% | +1.1% | |||||||||||||
15:00 | 南ア)マネーサプライM3 | × | +7.75% | +7.55% | ||||||||||
15:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +6.4% | +6.3% | ||||||||||
17:00 | 欧)マネーサプライM3 | × | +2.2% | +2.0% | ||||||||||
ス)ヒルデブランドSNB総裁の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.7% | +2.6% (+2.7%) |
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欧)消費者信頼感【確報値】 | × | -11.4 | -11.4 | |||||||||||
欧)失業率 | ○ | 9.9% | 9.9% | |||||||||||
18:30 | ス)KOF先行指数 | ○ | 2.20 | 2.24 | ||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -8億 | -3億 | ||||||||||
21:30 |
加)GDP [前月比/前年比] |
◎ | ±0.0% | +0.5% | ||||||||||
+3.1% | +3.3% | |||||||||||||
米)個人所得 | BB | +0.4% | +0.3% | |||||||||||
↑・個人支出 | +0.5% | +0.7% | ||||||||||||
↑・PCEデフレーター[前年比] | +1.9% | +1.6% | ||||||||||||
↑・PCEコア・デフレーター [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.2% | ||||||||||||
+0.9% | +0.9% | |||||||||||||
米)第1四半期雇用コスト指数 | B | +0.5% | +0.4% | |||||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 68.2 | 70.6 | ||||||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】 | A | 70.0 | 69.6 | ||||||||||
25:30 | 米)バーナンキFRB議長の発言 | AA | 要人発言 | |||||||||||
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見送り
ロンドン市場休場のため注意。NYタイムでは、週末の調整にも注意しながら、上昇場面では引き続き追随を考える
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