5月17日(火)■『欧州の債務不安での影響』と『米国の経済指標の発表』、そして『金融市場のリスク許容度による流れ』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務不安での影響』と『米国の経済指標の発表』、そして『金融市場のリスク許容度による流れ』にあり。

米国の経済指標は、
・米)住宅着工件数/建設許可件数
・米)鉱工業生産
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・英)消費者物価指数＆【コア】
・独)ZEW景況感調査
・欧)ZEW景況感調査
翌・NZ)第1四半期生産者物価指数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・ス)ジョーダンSNB副総裁の発言
・豪)RBA議事録公表(5月3日開催分)
・ユーロ圏財務相会合(16日・17日開催)
・EU財務相会合
・米国の主要企業決算発表(※変更の可能性あり)→デル、ウォルマート、ホーム・デポ、他
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャ債務問題で大きく反応中)
・金融市場のリスク許容度(先週、リスク回避の流れが加速した)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑
・米国の金融政策への思惑(5月18日にFOMC議事録が公表)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・金融当局者や要人による発言
・大手ヘッジファンドの決算期である点
などの要因に注意。

★★★

本日は、RBA議事録(5月3日開催分)が公表される。
その他、ユーロ圏財務相会合とEU財務相会合が行われる。

米国の経済指標は、住宅着工件数/建設許可件数と鉱工業生産がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

先週の為替相場は、ギリシャの債務問題を主要因にリスク回避の流れが加速した。株式市場が大きめに調整し、欧州通貨や資源国通貨が売られ、円やドルが買われる展開となった。
そして、週明けの昨日の相場も同様の流れとなっている。

本日は、引き続き、欧州の債務不安での影響や金融市場のリスク許容度による方向性が重要となるだろう。
また、注目度の高い米国の経済指標が複数予定されている点にも注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・07時00分：ス)ジョーダンSNB副総裁の発言
→言及次第

・10時30分：豪)RBA議事録公表(5月3日開催分)
→金融政策への思惑が噴出すれば大きな流れにつながる。言及次第も、変動要因にされやすい

・17時30分：英)消費者物価指数＆【コア】
→発表内容でのポンドへの影響は非常に大きい

・18時00分：独)ZEW景況感調査
・18時00分：欧)ZEW景況感調査
→発表内容でのユーロへの影響は非常に大きい

・21時30分：米)住宅着工件数/建設許可件数
・22時15分：米)鉱工業生産
→2つの時間に3種類の経済指標が発表される。その内容よりもキッカケとして重要。金融市場のリスク許容度の流れによる影響に注視

・翌7時45分：NZ)第1四半期生産者物価指数
→発表内容でのNZドルへの影響はまずまず


5月16日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャ債務問題で大きく反応中)
▼金融市場のリスク許容度(先週、リスク回避の流れが加速した)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼金や原油などの商品市場
▼ECBの金融政策への思惑
▼主要経済指標(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(5月18日にFOMC議事録が公表)
▼米国の長期金利の動向
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金融当局者や要人による発言
▼大手ヘッジファンドの決算期である点
▼中東・北アフリカ問題
▼米国の主要企業の決算発表
▼中国の景気動向及び金融政策

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5月17日(火)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・ユーロ圏財務相会合(16日・17日開催) ・EU財務相会合 ・米国の主要企業決算発表(※変更の可能性あり)→デル、ウォルマート、ホーム・デポ、他
07:00		ス)ジョーダンSNB副総裁の発言	○	要人発言
10:30		豪)RBA議事録公表(5月3日開催分)	◎	-	-
15:00		日)工作機械受注【確報値】	×	-	+32.3%
17:00		南ア)消費者物価指数 [前月比/前年比]	○	+0.5%	+1.2%
				+4.4%	+4.1%
17:30		英)DCLG住宅価格	×	-	+0.7%
		英)消費者物価指数 [前月比/前年比]	◎	+0.7%	+0.3%
				+4.1%	+4.0%
		↑・消費者物価指数【コア】		+3.3%	+3.2%
		英)小売物価指数 [前月比/前年比]	△	+1.0%	+0.5%
				+5.3%	+5.3%
		↑・小売物価指数【コア】		+5.3%	+5.4%
18:00		独)ZEW景況感調査	◎	+4.5	+7.6
		欧)ZEW景況感調査	○	+17.3	+19.7
		欧)ユンケル：ユーログループ議長の発言	△	要人発言
19:00		英)ポーゼンMPC委員の発言	△	要人発言
20:00		南ア)小売売上高 [前月比/前年比]	○	+0.5%	-1.0%
				+5.7%	+5.6%
21:30		加)国際証券取扱高	△	+50.00億	+25.02億
		米)住宅着工件数	A	56.9万件	54.9万件
		↑・建設許可件数		59.0万件	59.4万件 (58.5万件)
22:15		米)鉱工業生産	A	+0.4%	+0.8%
		米)設備稼働率	B	77.6%	77.4%
翌 07:45		NZ)第1四半期生産者物価指数	○	-	+0.2%
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

レンジで

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NY市場での流れに追随。ロンドンフィキシング、株式、商品の動向が重要

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