昨日の夜の相場は、欧州の金融会合待ち。私も夕食を食べながら、トリシェ総裁の発言を待とうと思っていた。ポジションは何もなかったので、どちらにでも振れる。やはりECBの金利動向が気にかかるが、今のところタカ派の意見が強くなってきているわけではない。
問題はインフレに対する見方である。最近は原油価格や穀物品の上昇はだいぶ鎮静化してきているとはいえ、依然として絶対水準は高いままだ。2日前のOPEC総会で原油増産を決めなかったことで、アメリカの政府当局が何もしないことに苦言を呈しているくらいだ。
ECBの金利は変更されることなく、21時半のトリシェ会見を臨むだけとなった。ユーロドルは前日に1.4692の高値を見た後は、ちょっと荷もたれ感が出てきており、トップヘビー。ちょうどユーロドルが1.45台に差し込んだ後に、1.4620くらいまで戻してきたので、私は会見を待たずに売ってみた。そして日中の高値のちょっと外側ということで、1.4650にストップ注文の買い戻しを置いておいた。
21時半にはトリシェ総裁の会見が始まったが、同時にアメリカの経済指標の発表もあった。アメリカの貿易収支は改善を見せていて、ドル買い要因。一方で雇用保険のほうは予想よりも悪くて、こちらはドル売り要因。どれに反応したのかはわからない。
ユーロドルは最初は下がっていって、1.4560くらいまで差し込んだ。おお~、このまま下がれば、とてもおいしい。前日のユーロドルの安値は1.4553だ。ここを下抜けすれば、もう100ポイントも下がりそうだ。なぜならここ1,2週間でのユーロのロングポジションも相当に溜まっているだろうからだ。
喜んでいたのは、ほんの1分もなかったろう。今度は急激にユーロドルが上がって来て、あっという間に1.46台にまで押し戻された。ありゃりゃ、買い始めるとユーロドルは早い。あとで調べると、トリシェ総裁は次回の会合での利上げを示唆したようだ。ユーロドルは無念にも私のストップ注文を飲みこんだ!
利食い損ねの挙句に、自分のついた損切りがまさに相場の先っぽの最高値となってしまった。そういう時にありがちなように、ユーロドルはその後はズルズルと着実に値を切り下げていった。そして1.44台へ。私はフテ寝することにした。やはりトリシェ会見まで待ってから出動すべきだった(涙)。急いては事を仕損じる!である。
そうした動きの後でのユーロドルだが、ニューヨーク市場では大きく戻すことが出来ず。1.45台の前半までがやっとだ。そして今日のアジア時間でもさすがに重くて、高値は1.4550あたりまで。欧州時間では昨日の安値をブレークして来て、安値追いが始まっている。
今晩は重要なイベントがほとんどないのだが、ユーロは利上げ期待だの、あまり解決しているように見えないギリシャ支援が片付きそうなどということでロングも溜まっている。ここは敢えてショート参戦すべきであろうと考えているのだが、問題はどこで入るかだ。まあ、株価も崩れ始めてきており、そうしたタイミングでユーロ円のショートというのも面白いかもしれない。
日本時間 19時00分
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