6月16日(木)■『ドルの方向性』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の経済指標』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ドルの方向性』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の経済指標』にあり。

米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)住宅着工件数/建設許可件数
・米)第1四半期経常収支
・米)フィラデルフィア連銀景況指数
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・英)小売売上高＆【除自動車】
・欧)消費者物価指数【確報値】
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・ス)SNB政策金利＆声明発表＆四半期金融政策報告公表
・ECB月報公表
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続ける)
・ECBの金融政策への思惑(示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策への思惑(22日にFOMC結果発表を控えて利上げ時期への思惑など)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・中国の景気動向及び金融政策
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

本日は、SNB政策金利＆声明発表＆四半期金融政策報告公表が行われる。

米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数と住宅着工件数/建設許可件数、フィラデルフィア連銀景況指数がメイン。
その他、第1四半期経常収支も発表される。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

為替相場は、先週半ば以降にドル買いヨリに傾いたが、今週に入ってからリスク選好の流れなどからドル売り・円売りの流れが優勢となっていた。
しかし、昨日の相場では、再度大きくリスク回避の流れとドル買いに傾いた。

本日は、ドルの方向性に注視しながら、金融市場のリスク許容度や欧州の債務不安での変動、そして注目度の高い米国の経済指標に注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・16時30分：ス)SNB政策金利＆声明発表＆四半期金融政策報告公表
→言及と今後への思惑次第

・17時30分：英)小売売上高＆【除自動車】
→発表でのポンドへの影響はカナリ大きい

・18時00分：欧)消費者物価指数【確報値】
→相場の気分次第。ユーロが動き出すキッカケになりやすい

・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分：米)住宅着工件数/建設許可件数
・21時30分：米)第1四半期経常収支
・23時00分：米)フィラデルフィア連銀景況指数
→2つの時間に4種類の経済指標。直近の相場の動きは大きめなので、それぞれの反応に注目したい


6月13日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続ける)
▼ECBの金融政策への思惑(示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(22日にFOMC結果発表を控えて利上げ時期への思惑など)
▼来週22日にFOMC結果発表を控える点
▼米国の長期金利の動向
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場

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6月16日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・南アフリカ休場 ・スペイン国債入札
07:00		NZ)第2四半期ウェストパックNZ消費者 信頼感	△	-	97.9
		NZ)イングリッシュNZ財務相の発言	○	要人発言
07:30		NZ)企業景況感	×	-	51.5
07:45		NZ)第1四半期製造業売上高	×	-	+3.1%
10:00		NZ)ANZ消費者信頼感指数	×	-	103.3
10:30		豪)新車販売台数 [前月比/前年比]	△	-	-3.5%
				-	-8.4%
16:15		ス)第1四半期鉱工業生産 [前期比/前年比]	△	-7.8%	+7.4%
				+5.6%	+6.1%
16:30		ス)SNB政策金利＆声明発表	◎	0.25% 据え置き	0.25% 据え置き
		ス)四半期金融政策報告公表	○	-	-
17:00		欧)ECB月報公表	△	-	-
17:30		英)小売売上高 [前月比/前年比]	◎	-0.6%	+1.1%
				+1.5%	+2.8%
		↑・小売売上高【除自動車】 [前月比/前年比]		-0.6%	+1.2%
				+1.7%	+2.7%
18:00		欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比]	○	±0.0%	+0.6%
				+2.7%	+2.7%
19:00		欧)ビーニ・スマギECB理事の発言	△	要人発言
21:30		加)国際証券取扱高	△	-	+63.39億
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	42.0万件	42.7万件
		米)住宅着工件数	AA	54.5万件	52.3万件
		↑・建設許可件数		55.7万件	55.1万件 (56.3万件)
		米)第1四半期経常収支	BB	-1300億	-1133億
23:00		米)フィラデルフィア連銀景況指数	AA	+7.0	+3.9
26:00		欧)コンスタンシオECB副総裁の発言	△	要人発言
26:10		米)フィッシャー：ダラス連銀総裁の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ドル買いヨリで、レンジを見極めて

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基本的にはドル買い・ユーロ売りの継続。ただ、NY市場の流れ次第の面も。基本は追随

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