本日の為替相場の焦点は、『ドルの方向性』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の経済指標』と『週末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
・米)景気先行指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
注目度の高いものは特にない。
経済指標以外では、
・欧)トリシェECB総裁の発言
・NZ)ボラードRBNZ総裁の発言
・週末要因
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続ける)
・ECBの金融政策への思惑(示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策への思惑(22日にFOMC結果発表を控えて利上げ時期への思惑など)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・中国の景気動向及び金融政策
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
週末金曜日。
米国の経済指標は、ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】と景気先行指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
為替相場は、今週に入ってからリスク選好の流れなどによってドル売り・円売りの流れが優勢となっていたが、後半以降は再度リスク回避の流れでドル買いヨリに傾いた。
昨日の相場では、ギリシャの債務不安やリスク回避の流れが強まりドル買いが更に加速したが、不安の緩和や米国の経済指標の悪い結果を受けてのドル売りなどで大きく戻した。
本日は、ドルの方向性に注視しながら、金融市場のリスク許容度や欧州の債務不安での変動、そして注目度の高い米国の経済指標に注意したい。
その他、為替相場全体が先週後半から大きく上下しているため、週末要因やポジション調整などにも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・08時50分:日)BOJ議事録(5月19日・20日開催分)
→反応は限定的か
・09時00分:欧)トリシェECB総裁の発言
→言及次第。ギリシャも金利も反応しやすい
・10時00分:NZ)ボラードRBNZ総裁の発言
→言及次第
・22時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
・23時00分:米)景気先行指数
→2つの時間に2種類の経済指標。どちらも注目度も影響度もカナリ高い。発表自体での変動の他、週末要因にも注意
6月13日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続ける)
▼ECBの金融政策への思惑(示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(22日にFOMC結果発表を控えて利上げ時期への思惑など)
▼来週22日にFOMC結果発表を控える点
▼米国の長期金利の動向
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
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6月17日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 | |||||||||||
08:50 | 日)BOJ議事録(5月19日・20日開催分) | ◎ | - | - | |||||||
09:00 | 欧)トリシェECB総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
10:00 | NZ)ボラードRBNZ総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
18:00 |
欧)建設支出 [前月比/前年比] |
× | - | -0.3% | |||||||
- | -4.9% | ||||||||||
欧)貿易収支 | × | -19億 | +28億 | ||||||||
20:00 | 欧)ビーニ・スマギECB理事の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||
21:30 | 加)卸売売上高 | △ | -0.3% | +0.1% | |||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】 | AA | 74.0 | 74.3 | |||||||
23:00 | 米)景気先行指数 | AA | +0.3% | -0.3% | |||||||
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レンジを見極めて
ロンドン、ニューヨークそれぞれの市場での流れ次第で臨機応変に
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加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)