■テクニカルを武器に2ヵ月弱で500万円以上の利益!
「ザイFX! TV(原宿)」の3回目放送で、前回の210万円損失トレードのリベンジを狙う三空さん。
そのトレード対決の相手として白羽の矢が立ったのが、インヴァスト証券主催「リアルトレード!24グランプリ」のClass4(取引数量2億通貨単位以上)で2位に浮上してきた「かついぬ」さん だ(6月28日現在)。

実は、かついぬさんはFXトレード自体を今年になってから始めたという初心者トレーダーなのだが、その実力はここまでの取引によって実証済み。数回のラッキートレードのお陰ではなく、小さな利益の積み重ねの結果で、700万円の元手から2ヵ月弱で実に500万円以上の利益を上げた(※)。
この初心者らしからぬ腕前を見せるかついぬさんとはどんな人物なのか。そして、どんな手法なのか――。
(※編集部注:6月28日現在、「リアルトレード!24グランプリ」でかついぬさんはプラス549万円という成績)
■株よりもFXのほうがテクニカル分析がはまる!
メディア初取材に応じていただいたかついぬさんは、いかにもスポーツマン風の精悍ないでたちで、話の仕方もとても理知的だ。
「初心者といっても、今40代で、株式投資の経験は20年近くあります」
というかついぬさん。
株式投資はテクニカル分析主体のやり方をずっと続けてきたそうで、「とにかくチャートを見るのが好きで、独学でいろいろチャートの勉強をしながらトレードもしていました」という。
そのかついぬさんが今年になってFXトレードに参戦したのは「最近の株式市場は活気がなくて儲けづらくなっているのと、FXの方が自分の得意なテクニカルが生かせそうな感じがしたから」。
実際に、FXトレードをしてみると、
「株式に比べて、為替の動きはかなり、テクニカルの理論や経験則にハマリがいいことを実感しました」という。

■レンジからのブレイクアウトは“だまし”が多い
かついぬさんが普段用いている戦略は、ブレイクアウトや急落からの反転狙いなど、極めて基本的でシンプルなものだ。
「ブレイクアウト戦略は、三角保ち合いからのブレイクアウトを狙います」とのこと。
レンジ(一定範囲でのもみ合い)からのブレイクアウトは、意外に“だまし”が多くて、何度か痛い目にもあったそうだ。
そして、「急落からの反転については、ボリンジャーバンド、エンベロープ、ストキャスティクス、移動平均かい離率の4つを使って、売られ過ぎで反転しやすいポイントを探っています」という。

また、「レンジが形成された場合には、そのレンジの上下動を細かく何度も取るトレードなどもします」というが、このレンジ内の上下動を取る動きは、レンジブレイクした時に大きくやられる可能性があるので、十分なリスク管理が必要だとかついぬさんは言う。
以上のように、かついぬさんはテクニカルトレードの基本に徹しながら、実践の中でその手法を磨いている。
「あとは欲張らず、細かく利益確定を繰り返しています。たまに利食いが早すぎて大きな利益を逃したり、損切りなどすることもありますが、そういうときも気持ちを引きずらないようにして、淡々と自分のトレードを繰り返しています」とかついぬさんは話す。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)