先週の木曜日に介入もどきの動きがあった。それだけ当局による実弾介入に神経質になっているという証拠でもあるのだが、このために興覚めしてしまったのかもしれない。
すっかりそれ以来、ドル円の値動きは実に乏しくなってしまった。明らかに予想されることは、ここ当分の間は、78.50から79.50のレンジ相場に陥ってしまうだろうということだ。夏枯れのせいなのか、ユーロドルもレンジにスタックしてしまったようだ。
本日は日本が休みなので、アジア時間でダイナミックな動きを期待できない。先週の後半には欧州のストレステストの結果も出たので、その影響を見極めたいところ。
欧州の信用不安が減退したとされているが、2年債や3年債といった中期債の利回りで比べてみると、資金調達のコストは跳ねあがっており、ギリシャでは34%台、ポルトガルでは18%台、アイルランドは22%となっている。
なぜ2年債を注目するかというと、欧州の信用危機のときにEUがギャランティしたのは2年間だけだからだ。すでに1年経過している。すなわち2年超の国債はリアルなマーケットにさらされているリスク部分である。
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