本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の債務懸念での動向』と『金融市場のリスク許容度による流れ』、そして『米国の住宅指標の発表』にあり。
米国の経済指標は、
・米)住宅着工件数/建設許可件数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・独)ZEW景況感調査
・欧)ZEW景況感調査
・加)景気先行指数
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・豪)RBA議事録(7月5日開催分)
・加)BOC政策金利&声明発表
・東京市場が連休明けとなる点
・スペイン短期国債入札
・米国の主要企業や大手金融機関の決算発表
・欧州の財政・金融・信用不安(ユーロ圏の債務不安懸念が拡大)
・金融市場のリスク許容度(株式市場が主動)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策実施への思惑など)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向への思惑など)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
本日は、RBA議事録(7月5日開催分)の公表とBOC政策金利&声明発表が行われる。
米国の経済指標は、住宅着工件数/建設許可件数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、本格化する主要企業や大手金融機関の決算発表は株式市場の変動要因となりやすい。
ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政・金融・信用不安と金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下してきた。
先週の相場では、ユーロ圏の債務懸念やバーナンキFRB議長の半年に1度の議会証言、欧州銀行のストレステストの結果などを主要因に大きく上下した。
週明けの昨日は、欧州の債務懸念が燻り、リスク回避の流れも継続した。
本日は、引き続きユーロ圏の債務懸念での動向と金融市場のリスク許容度による流れに注視しながら、米国の経済指標の発表や主要企業及び大手金融機関の決算発表に注目したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・10時30分:豪)RBA議事録(7月5日開催分)
→今後の金融政策への思惑次第では大きな反応に
・18時00分:独)ZEW景況感調査
・18時00分:欧)ZEW景況感調査
→ドイツのモノは欧州の経済指標の中でも1、2を争うほどの注目度&影響度を誇る。大きな動きにつながりやすい
・21時30分:加)景気先行指数
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず
・21時30分:米)住宅着工件数/建設許可件数
→本日の注目に値する米国の経済指標はこれだけ。発表での影響は大きめ
・22時00分:加)BOC政策金利&声明発表
→今回の発表事態にサプライズはないが、今後の金融政策への思惑次第では動くキッカケになりやすい
7月18日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化
▼FRB議長による半年に1度の議会証言明けでの影響
▼欧州銀行のストレステスト結果公表明けでの影響
▼欧州の財政・金融・信用不安(ユーロ圏の債務懸念が拡大)
▼米国の金融政策への思惑(追加金融緩和策実施への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(株式市場が主動)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼ECBの金融政策への思惑(今後の金融政策やインフレ動向への思惑など)
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の長期金利の動向
▼金や原油などの商品市場
▼中国の景気動向及び金融政策
【外為どっとコム】FXレポートや億トレーダーのインタビューが満載!マネ育ch
7月19日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||||||||
・東京市場が連休明け ・スペイン短期国債入札 ・米国の主要企業や大手金融機関の決算発表(予定・変動有り)→コカ・コーラ、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ、ステート・ストリート、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ジョンソン・アンド・ジョンソン、アップル、ヤフー、IBM、他 |
||||||||||||||
10:30 | 豪)RBA議事録(7月5日開催分) | ◎ | - | - | ||||||||||
18:00 | 独)ZEW景況感調査 | ◎ | -12.5 | -9.0 | ||||||||||
欧)ZEW景況感調査 | ○ | - | -5.9 | |||||||||||
欧)建設支出 [前月比/前年比] |
× | - | +0.7% | |||||||||||
- | -2.0% | |||||||||||||
未定 | 米)ステート・ストリート決算発表 | BB | 主要企業決算 | |||||||||||
未定 | 米)バンク・オブ・ニューヨーク・メロン 決算発表 |
BB | 主要企業決算 | |||||||||||
未定 | 米)バンク・オブ・アメリカ決算発表 | BB | 主要企業決算 | |||||||||||
未定 | 米)ゴールドマン・サックス決算発表 | BB | 主要企業決算 | |||||||||||
未定 | 米)ウェルズ・ファーゴ決算発表 | BB | 主要企業決算 | |||||||||||
21:30 | 加)景気先行指数 | ○ | +0.8% | +1.0% | ||||||||||
米)住宅着工件数 | AA | 57.5万件 | 56.0万件 | |||||||||||
↑・建設許可件数 | 59.5万件 | 61.2万件 (60.9万件) |
||||||||||||
22:00 | 加)BOC政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
||||||||||
翌 08:00 |
米)ホーニグ:カンザスシティ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
|
下ヨリのレンジ・揉み合いを見極めて
ユーロ圏の債務懸念と金融市場のリスク許容度での流れに追随
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)