7月26日(火)■『ユーロ圏の財政問題』と『米国の債務問題』、そして『金融市場のリスク許容度での方向性』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ユーロ圏の財政問題』と『米国の債務問題』、そして『金融市場のリスク許容度での方向性』にあり。

米国の経済指標は、
・米)S＆P/ケース・シラー住宅価格指数
・米)新築住宅販売件数
・米)消費者信頼感指数
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・NZ)貿易収支
・英)第2四半期GDP【速報値】
・への注目度が高い。

経済指標以外では、
・米)オバマ大統領の演説【債務問題】
・豪)スティーブンスRBA総裁の発言
・米)ホーニグ：カンザスシティ連銀総裁の議会証言【金融政策】
・6月の月末要因
・欧州の国債の入札状況
・米国の長期国債の入札(26日・2年債、27日・5年債、28日・7年債)
・欧州の金融機関の決算発表(ドイツ銀行、UBS)
・米国の主要企業や大手金融機関の決算発表(テキサス・インスツルメンツ、オフィス・デポ、ロッキード・マーチン、エレクトロニック・アーツ、3M、アマゾン・ドット・コム、他)
・ユーロ圏の財政問題
・米国の債務問題
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・為替介入への警戒感
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

本日は、日本時間の午前10時にオバマ大統領が米国民に向けて債務問題に関しての演説を行う予定。

米国の経済指標は、新築住宅販売件数と消費者信頼感指数がメイン。
その他、S＆P/ケース・シラー住宅価格指数も注目される。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、7月中旬から本格化している主要企業や大手金融機関の決算発表は株式市場の変動要因となりやすい。

ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政問題と米国の債務問題、金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下している。

週明けの相場は、ユーロ圏の財政問題と米国の債務問題が燻り続け、リスク回避ヨリの流れとなっている。
本日は、引き続きユーロ圏の財政問題や米国の債務問題、金融市場のリスク許容度による方向性に注意しながら、オバマ大統領の演説や米国の経済指標発表などのイベントでの影響を見極めたい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・07時45分：NZ)貿易収支
→発表でのNZドルへの影響はまずまず

・10時00分：米)オバマ大統領の演説【債務問題】
→言及次第では大きな反応に

・12時05分：豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→言及次第だが、豪ドルが反応しやすい

・17時30分：英)第2四半期GDP【速報値】
→発表でのポンドへの影響は非常に大きい

・22時00分：米)S＆P/ケース・シラー住宅価格指数
・23時00分：米)新築住宅販売件数
・23時00分：米)消費者信頼感指数
→2つの時間に3種類の経済指標。どの指標も注目度も影響度もなかなか。ただ、今の状況では、経済指標の結果うんぬんよりは米国の債務問題などでの金融市場の流れを重視したいところ

・27時00分：米)ホーニグ：カンザスシティ連銀総裁の議会証言【金融政策】
→言及に注意


7月25日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の金融機関の決算発表が本格化
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札
▼ユーロ圏の財政問題
▼米国の債務問題
▼金融市場のリスク許容度
▼主要株式市場の動向
▼主要経済指標の発表
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼ECBの金融政策への思惑
▼米国の金融政策への思惑
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の長期金利の動向
▼ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表
▼欧州の国債の入札状況
▼金や原油などの商品市場の動向
▼中国の景気動向及び金融政策
▼7月の月末要因
▼来週に、ECB金融政策決定会合を控える点
▼来週に、米国の雇用統計発表を控える点
▼8月9日に、FOMCを控える点

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7月26日(火)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・イタリア債入札 ・スペイン債入札 ・欧州の大手金融機関の決算発表(予定・変動有り)→ドイツ銀行、UBS ・米国の主要企業の決算発表(予定・変動有り)→テキサス・インスツルメンツ、オフィス・デポ、ロッキード・マーチン、エレクトロニック・アーツ、3M、アマゾン・ドット・コム、他
07:00		欧)ベニゼロス：ギリシャ財務相の発言	○	要人発言
07:45		NZ)貿易収支	○	+4.00億	+6.05億
08:50		日)企業向けサービス価格指数	×	-0.9%	-0.9%
09:00		豪)コンファレンスボード景気先行指数	△	-	+0.1%
10:00		米)オバマ大統領の演説【債務問題】	AA	要人発言
12:05		豪)スティーブンスRBA総裁の発言	○	要人発言
15:00		独)GFK消費者信頼感調査	△	+5.6	+5.7
17:30		英)第2四半期GDP【速報値】 [前期比/前年比]	◎	+0.2%	+0.5%
				+0.8%	+1.6%
22:00		米)S＆P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比/前年比]	BB	±0.0%	-0.09%
				-4.50%	-3.96%
23:00		米)新築住宅販売件数	A	32.0万件	31.9万件
		米)消費者信頼感指数	A	56.0	58.5
		米)リッチモンド連銀製造業指数	C	+5	+3
26:00		米)2年債入札	BB	350億ドル
27:00		米)ホーニグ：カンザスシティ連銀総裁の議会証言【金融政策】	BB	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ドル売り継続か。下ヨリでレンジを見極めて

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ユーロ買い・ドル売り継続か。上昇継続及び加速で追随

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