7月27日(水)■『米国の債務問題』と『ユーロ圏の財政問題』、そして『金融市場のリスク許容度での方向性』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『米国の債務問題』と『ユーロ圏の財政問題』、そして『金融市場のリスク許容度での方向性』にあり。

米国の経済指標は、
・米)耐久財受注＆【除輸送用機器】
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・豪)第2四半期消費者物価指数
・ス)KOF先行指数
・独)消費者物価指数【速報値】
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・米)ベージュブック(地区連銀経済報告)
・明日早朝に、NZ)RBNZ政策金利＆声明発表
・週間原油在庫発表
・6月の月末要因
・欧州の国債の入札状況
・米国の長期国債の入札(26日・2年債、27日・5年債、28日・7年債)
・欧州の金融機関の決算発表(サンタンデール銀行、ポルトガル商業銀行)
・米国の主要企業や大手金融機関の決算発表(ムーディーズ、ダウ・ケミカル、ナスダック、ボーイング、コノコ・フィリップス、アフラック、シマンテック、他)
・米国の債務問題
・為替介入への警戒感
・ユーロ圏の財政問題
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

本日は、ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表日。

米国の経済指標は、耐久財受注＆【除輸送用機器】がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、7月中旬から本格化している主要企業や大手金融機関の決算発表は株式市場の変動要因となりやすい。

ここ最近の為替相場は、ユーロ圏の財政問題と米国の債務問題、金融市場のリスク許容度を主要因にドルやユーロが大きく上下している。

今週に入ってからは、米国の債務問題が主な変動要因となりながら、ユーロ圏の財政問題とリスク回避ヨリの流れが燻り続けている。
本日は、引き続き米国の債務問題とユーロ圏の財政問題、金融市場のリスク許容度による方向性に注意しながら、米国の経済指標発表やベージュブック(地区連銀経済報告)の公表などのイベントでの影響を見極めたい。
また、ドル円が軟調推移でジリジリと安値を伺う展開となっていることから、介入警戒感での動きにも注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・10時30分：豪)第2四半期消費者物価指数
→発表での豪ドルへの影響は非常に大きい

・18時30分：ス)KOF先行指数

・時間未定：独)消費者物価指数【速報値】
→反応は限定的か

・21時30分：米)耐久財受注＆【除輸送用機器】
・27時00分：米)ベージュブック(地区連銀経済報告)
→2つの時間に2種類のイベント。米国の債務問題が燻り続ける中、経済指標の結果よりも、その発表を理由にどう変動するかが重要か

・翌6時00分：NZ)RBNZ政策金利＆声明発表
→今後の金融政策への思惑でNZドルは大きく変動しやすい


7月25日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の金融機関の決算発表が本格化
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表が本格化
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札
▼ユーロ圏の財政問題
▼米国の債務問題
▼金融市場のリスク許容度
▼主要株式市場の動向
▼主要経済指標の発表
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼ECBの金融政策への思惑
▼米国の金融政策への思惑
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の長期金利の動向
▼ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表
▼欧州の国債の入札状況
▼金や原油などの商品市場の動向
▼中国の景気動向及び金融政策
▼7月の月末要因
▼来週に、ECB金融政策決定会合を控える点
▼来週に、米国の雇用統計発表を控える点
▼8月9日に、FOMCを控える点

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7月27日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・イタリア債入札 ・欧州の大手金融機関の決算発表(予定・変動有り)→サンタンデール銀行、ポルトガル商業銀行 ・米国の主要企業の決算発表(予定・変動有り)→ムーディーズ、ダウ・ケミカル、ナスダック、ボーイング、コノコ・フィリップス、アフラック、シマンテック、他
10:00		NZ)NBNZ企業景況感	△	-	+46.5
10:30		豪)第2四半期消費者物価指数 [前期比/前年比]	◎	+0.7%	+1.6%
				+3.4%	+3.3%
11:15		日)亀崎日銀審議委員の発言	△	要人発言
15:00		独)輸入物価指数	×	-0.2%	-0.6%
17:00		欧)マネーサプライM3	×	+2.3%	+2.4%
18:30		ス)KOF先行指数	○	+2.11	+2.23
19:00		英)CBI製造業受注指数	△	-3	+1
未定		独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比]	○	+0.3%	+0.1%
				+2.3%	+2.3%
21:30		米)耐久財受注	A	+0.3%	+1.9% (+2.1%)
		↑・耐久財受注【除輸送用機器】		+0.5%	+0.6% (+0.7%)
23:30		米)週間原油在庫	BB	-200万	-373万
26:00		米)5年債入札	BB	350億ドル
26:30		英)マイルズMPC委員の発言	△	要人発言
27:00		米)ベージュブック(地区連銀経済報告)	AA	-	-
翌 06:00		NZ)RBNZ政策金利＆声明発表	◎	2.50% 据え置き	2.50% 据え置き
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ドル売り継続か。下ヨリでレンジを見極めて。介入・介入警戒感に注意

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ユーロ買い・ドル売り継続か。上昇継続及び加速で追随。反発や反転には注意

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