8月9日(火)■『リスク回避の流れの継続・加速』と『FOMC政策金利＆声明発表』、そして『欧州や米国の債務問題』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『リスク回避の流れの継続・加速』と『FOMC政策金利＆声明発表』、そして『欧州や米国の債務問題』にあり。

米国の経済指標は、
・米)第2四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働コスト
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・中)主要経済指標(CPI、PPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
・英)鉱工業生産/製造業生産高
・英)貿易収支
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・米)FOMC政策金利＆声明発表
・今週相次ぐ、米国債の入札(9日・3年債、10日・10年債、11日・30年債)
・日本政府＆日銀での為替介入の実施とそれに対する警戒感
・米国の主要企業の決算発表(クリー、ウォルト・ディズニー、他)
・欧州の債務問題
・金融市場のリスク許容度(株価が主動・連動しやすい)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の債務問題
・米国の金融政策(本日に、FOMC結果発表)
・ユーロ圏の景気動向や金融政策
・中国の景気動向及び金融政策
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。

★★★

本日は、FOMC政策金利＆声明発表の日。

米国の経済指標は、第2四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働コストぐらい。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
また、7月中旬から本格化している主要企業の決算発表は株式市場の変動要因となりやすい。

ここ最近の為替相場は、米国の債務問題と欧州の債務問題、金融市場のリスク許容度を主要因に大きく上下している。

週明けの昨日の相場は、リスク回避の流れが加速した。
本日は、引き続き、米国の債務問題と欧州の債務問題、金融市場のリスク許容度による方向性に見極めつつ、米国の経済指標やFOMC政策金利＆声明発表などのイベントでの変動にも注視したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・時間未定：中)主要経済指標(CPI、PPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
→中国の景気動向や金融政策の思惑は金融市場全体に影響を与えやすい

・17時30分：英)鉱工業生産/製造業生産高
・17時30分：英)貿易収支
→発表でのポンドへの影響はなかなか

・21時30分：米)第2四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働コスト
・27時15分：米)FOMC政策金利＆声明発表
→2つの時間に2種類のイベント。経済指標での反応は未知数で、FOMCは声明次第。加速しているリスク回避の流れの行方に注視


8月8日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼先週末に行われた米国債の格下げによる影響
▼G7緊急電話会議開催(7日・8日に予定、声明も)による影響
▼日本政府＆日銀での為替介入の実施とそれに対する警戒感
▼G7協調での為替介入の実施とそれに対する警戒感
▼金融市場のリスク許容度(株価が主動・連動しやすい)
▼米国の債務問題
▼欧州の債務問題
▼主要な株式市場の動向
▼主要な経済指標の発表
▼米国の金融政策(8月9日に、FOMC結果発表)
▼中国の景気動向及び金融政策
▼ユーロ圏の景気動向や金融政策
▼米国の長期金利の動向
▼今週相次ぐ、米国債の入札
▼欧州各国の国債の入札
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼米国の主要企業の決算発表
▼欧州の金融機関の決算発表

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8月9日(火)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・シンガポールと南アフリカが祝日で休場 ・米国の主要企業の決算発表(予定・変動有り)→クリー、ウォルト・ディズニー、他
08:01		英)RICS住宅価格	△	-28%	-27%
08:50		日)BOJ議事録（7月11・12日開催分）	◎	-	-
		日)マネーストックM2+CD	×	+2.9%	+2.9%
10:30		豪)NAB企業景況感指数	△	-	+2
		↑・NAB企業信頼感指数		-	±0
		豪)住宅ローン許可件数	△	+0.8%	+4.4%
未定		中)消費者物価指数	◎	+6.4%	+6.4%
		中)生産者物価指数	○	+7.5%	+7.1%
		中)小売売上高	△	+17.7%	+17.7%
		中)鉱工業生産	○	+14.6%	+15.1%
		中)固定資産投資	○	+25.5%	+25.6%
14:00		日)消費者態度指数	×	37.0	35.3
14:45		ス)SECO消費者信頼感	△	-5	-1
15:00		日)工作機械受注【速報値】	×	-	+53.5%
		独)経常収支	×	+110億	+69億
		独)貿易収支	×	+140億	+148億
17:30		英)鉱工業生産 [前月比/前年比]	○	+0.4%	+0.9%
				+0.2%	-0.8%
		英)製造業生産高 [前月比/前年比]	○	+0.2%	+1.8%
				+2.8%	+2.8%
		英)貿易収支	○	-81.00億	-84.78億
21:15		加)住宅着工件数	○	19.45万件	19.74万件 (20.08万件)
21:30		米)第2四半期非農業部門労働生産性 【速報値】	BB	-0.9%	+1.8%
		↑・単位労働コスト【速報値】		+2.4%	+0.7%
23:00		米)IBD/TIPP景気楽観度指数	C	-	41.4
26:00		米)3年債入札	BB	320億ドル
27:15		米)FOMC政策金利＆声明発表	SS	0.25% 据え置き	0.25% 据え置き
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ショートヨリも、介入警戒感などで膠着気味で難しい

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リスク回避の流れの継続・加速に追随。ショートヨリで。急反発には注意

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