本日の為替相場の焦点は、『金融市場のリスク許容度』と『オバマ大統領の経済・雇用対策に関する発言』、そして『欧州や米国の景気先行き懸念』や『米国の追加金融緩和策への思惑』にあり。
米国の経済指標は、
注目度の高いものの発表はない。
米国以外の経済指標は、
・日)第2四半期GDP【二次速報】
・中)消費者物価指数
・中)生産者物価指数
・中)鉱工業生産
・中)固定資産投資
・英)生産者物価指数&【コア】
・加)失業率&雇用ネット変化
・加)住宅着工件数
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・米)オバマ大統領の発言【経済・雇用対策】
・週末要因
・ECB金融政策結果発表明けとなる点
・G7財務相・中央銀行総裁会議の開催
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策
・欧州の金融政策
・米国の債務問題
・欧州の債務問題
・米国の景気先行き
・欧州の景気先行き
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
ECB金融政策結果発表明けで、週末金曜日。
本日は、日本時間の早朝にオバマ大統領の経済・雇用対策に関する発言が予定されている他、明日にかけてG7財務相・中央銀行総裁会議が開催される。
注目度の高い米国の経済指標の発表はない。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、金融市場のリスク許容度や欧州及び米国の景気先行き懸念、そして欧州の債務問題、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑などを主要因に大きめに上下している。
昨日の金融市場では、ECB金融政策結果発表後のトリシェECB総裁の記者会見やバーナンキFRB議長の発言で大きく動いた。
本日は、まずは、日本時間の早朝に行われるオバマ大統領の経済・雇用対策に関する発言での変動に注目。
その後は、引き続き、金融市場のリスク許容度や欧州の債務問題、欧州及び米国の景気先行き懸念、米国の追加金融緩和策への思惑での方向性に注視したい。
G7財務相・中央銀行総裁会議絡みの影響や週末要因にも注意。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・08時00分:米)オバマ大統領の発言【経済・雇用対策】
→内容次第も、変動のキッカケになりやすい
・08時50分:日)第2四半期GDP【二次速報】
→発表での影響は限定的か
・11時00分:中)消費者物価指数
・11時00分:中)生産者物価指数
・時間未定:中)鉱工業生産
・時間未定:中)固定資産投資
→中国の景気動向や金融政策への思惑は金融市場全体に影響を与えやすい
・17時30分:英)生産者物価指数&【コア】
→発表でのポンドへの影響はまずまず
・20時00分:加)失業率&雇用ネット変化
→発表でのカナダへの影響はカナリ大きい
・21時15分:加)住宅着工件数
→発表でのカナダへの影響はまずまず
※本日は『注目度の高い米国の経済指標』の発表はない
→米国の株式市場の動向が重要。ドル買いが加速するかどうかが一番の焦点か
9月5日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼米国が祝日(5日)で連休となる点(連休明けにも)
▼オバマ米大統領による経済・雇用対策に対する発言
▼ECB金融政策決定とトリシェ総裁の発言
▼週末に、G7財務相・中央銀行総裁会議(9日・10日)が開催される点
▼金融市場のリスク許容度
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼主要な株式市場
▼主要な経済指標の発表
▼米国の長期金利
▼米国の金融政策(追加金融緩和策実施が主)
▼欧州の金融政策
▼米国の債務問題
▼欧州の債務問題
▼米国の景気先行き
▼欧州の景気先行き
▼中国の景気先行き
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
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9月9日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・ECB金融政策結果発表明け ・G7財務相・中央銀行総裁会議(9日・10日開催) |
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08:00 | 米)オバマ大統領の発言 【経済・雇用対策】 |
A | 要人発言 | |||||||||||
08:50 |
日)第2四半期GDP【二次速報】 [前期比/前期比年率] |
○ | -0.5% | -0.3% | ||||||||||
-2.1% | -1.3% | |||||||||||||
↑・名目GDP【確報値】 | -1.5% | -1.4% | ||||||||||||
↑・GDPデフレーター【確報値】 | -2.2% | -2.2% | ||||||||||||
日)マネーストックM2 | × | +2.9% | +2.9% | |||||||||||
11:00 | 中)消費者物価指数 | ◎ | +6.2% | +6.5% | ||||||||||
中)生産者物価指数 | ○ | +7.2% | +7.5% | |||||||||||
未定 | 中)小売売上高 | △ | +17.0% | +17.2% | ||||||||||
中)鉱工業生産 | ○ | +13.7% | +14.0% | |||||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +25.2% | +25.4% | |||||||||||
15:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
× | -0.1% | -0.1% | ||||||||||
+2.3% | +2.3% | |||||||||||||
独)卸売物価指数 [前月比/前年比] |
× | - | -0.6% | |||||||||||
- | +8.2% | |||||||||||||
15:45 | 仏)鉱工業生産 | △ | +0.5% | -1.6% | ||||||||||
17:30 |
英)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | +0.2% | ||||||||||
+6.0% | +5.9% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 | +3.4% | +3.3% | ||||||||||||
20:00 | 加)失業率 | ◎ | 7.2% | 7.2% | ||||||||||
↑・雇用ネット変化 | +2.15万人 | +0.71万人 | ||||||||||||
21:15 | 加)住宅着工件数 | ○ | 20.00万件 | 20.51万件 | ||||||||||
21:30 | 加)第2四半期労働生産率 | △ | -0.7% | +0.4% | ||||||||||
23:00 | 米)卸売在庫 | C | +0.7% | +0.6% | ||||||||||
24:30 | 米)ウィリアムズ:サンフランシスコ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
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株式市場主導での金融市場のリスク許容度による方向性に追随
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